少々下品で過激な印象を持つ「bitch」は、嫌な人物や事柄を表したり、感情表現に使用したりと、幅広い場面で出会うスラング。カジュアルで失礼な意味合いも含んでいるので、使用する時や相手には注意したいですよね。今回はそんな「bitch」の意味や使い方を解説していきます。間違った使い方で無礼な印象を相手に与えないように、ニュアンスを掴んでみてください。
目次
「bitch」の意味とは?
根本的には「性格の悪い女性」を意味する
もともとは「性悪女」や「あばずれ」のような、女性を貶める意味合いを持っているスラング。現在でも、女性の悪口として使用されることは頻繁にあります。また、女性の意味合いが転じて、男性が自分の恋人を表す「彼女」の意味や、女友達同士で親しみを込めて呼び合う愛称の意味も持ちます。あくまで気心が知れた仲のみで通用する意味合いなので、使用時には注意が必要ですよ。
嫌な物事に対する不快感を表現することも
また、不快なニュアンスが転じて、物事に対する嫌悪感や不快感も意味することができます。物事に対して使用する場合には、特に誰かに不快感を与えることもないので、比較的手軽に使用できますよ。しかし一方では、使用する場面や物事によってはかなり砕けた印象を持たれることがあるので、無闇に使うことはすすめしません。
「bitch」の読み方
発音は「ビッチ」
カタカナ表記にすると「ビッチ」とありますが、発音の際にはアクセントや声のニュアンスが重要になります。まず冒頭のビの音には、軽い破裂音を混ぜ、アクセントを付けるのがポイント。さらに続く「i」の音を意識してビとべの音の中間を意識すると良いでしょう。最後のチの音は、唇をやや突き出し、チィやチュのように発音します。
「bitch」の語源・由来
もともとは「メス犬」を表す言葉
「bitch」は本来、「メス犬」や「メス狐」などを意味する単語。メスの動物の気難しさや扱いにくさのイメージが継承され、性悪女を意味するスラングになったと言われています。また、14世紀頃にはふしだらな女性を意味するスラングとしても使われていましたが、現在ではあまり性的なニュアンスを含まないことがほとんどです。
「bitch」の使い方
悪態をつく時の文句や友人間でふざけて使う
主に「bitch」は性格の悪い人物や、不愉快な物事に対して使われます。人物に関しては女性に使うことが多いですが、男性に対しても「クソ野郎」や「ヘタレ」のような意味合いで使われますよ。また、仲の良い女友達同士でカジュアルな愛称として使用したりするのも一般的。ただし非常にカジュアルな表現になるので、使用する相手には注意が必要です。
「bitch」を使用した例文・英語フレーズ
My work is a bitch
私の仕事って最悪
仕事に対する不満や不快感を、「bitch」で表現したフレーズです。日本語の「最悪」とニュアンスが似ているので、覚えておくと良いでしょう。感嘆詞として使用できるので、不満不平のボキャブラリーが増えますよ。さらに「bitch」は、「くそ」や「マジ」を表す「shit」ような感嘆表現としても使用することもできます。
まとめ
汎用性は高いものの下品なスラング
「bitch」はネガティブな意味もポジティブな意味も持つ、汎用性の高いスラングです。根本的な意味合いがネガティブで下品なので、使用する場面や相手には注意が必要ですが、感嘆詞として役立ちますよ。SNSでの使用や、仲の良い友人間で使用すれば、感情表現に幅が出るのでおすすめです。下品なニュアンスをしっかり理解して、適切な場面で使ってみましょう。