スピーチの最後の決まり文句として、「ご清聴ありがとうございました」と聴衆者に向けてお礼を言うことがあると思います。特に英語学習では人前に立って、与えられた課題に対し英語で論じたり、即興スピーチを行うことがあると思います。さて、英語でスピーチを締めるときは何と言えば良いのでしょうか。パワーポイントのスライドなど、プロジェクターで映すスピーチの資料に書いても使えますよ。
「ご清聴ありがとうございました」を英語で表現すると?
英語で「Thank you for listening」
自分の話を聞いてくれた相手に感謝するフレーズです。日本語の「ご清聴ありがとうございました」に最も近い表現になります。シンプルな「Thank you」ではなく、前置詞の「for」を置いて感謝の言葉を続けることで、より丁寧に聞こえます。
日本語的に言うと、前置詞を付けたことによって、より遠回しな言い方をしているとネイティブは感じます。なので、「Thank you for~」の言い回しは一般的にビジネスシーンで用いられ、逆に日常会話で使うと違和感を覚えるほど堅苦しい表現に聞こえてしまうので注意しましょう。
「ご清聴ありがとうございました」に似た結びの英語表現
注目してくれたことに感謝する「Thank you for your attention」
「アテンションプリーズ」という言い回しが日本で浸透していますね。「attention」は「注意」や「注目」の意味をもち、飛行機の機内アナウンスで、客室乗務員の呼び掛けに「注目してください」と乗客の方に知らせています。スピーチや演説の場面でも「こちらに注目してくれてありがとう」と表現することができますよ。
時間を割いてくれたことを感謝する「Thank you for your time」
「お忙しい中お時間をいただき~」のようなニュアンスが含まれます。先程のフレーズと組み合わせて、「Thank you for your time and attention」と表現することも可能です。
その場に出席してくれたことを感謝する「Thank you for your attendance」
「attendance」には「出席」や「参加」の意味があります。参列者に対して「来てくれてありがとう」のような感謝の気持ちを伝えたいときに使用します。
最後まで聞いてくれたことに感謝する「Thank you for your patience」
日本人が好むフレーズです。「patience」には「忍耐」の意味があり、聴衆に対して長々と話したことをお詫びするような結びの言葉です。「最後まで聞いて頂きありがとうございました」が日本語訳として一番しっくりきますね。
まとめ
スピーチの締めは「Thank you for listening」
スピーチの最後に日本語の「ご清聴ありがとうございました」のような感謝の気持ちで締めくくりたい場合は、「Thank you for listening」で通じます。「Thank you for ~」の言い回しはビジネスなどフォーマルな場面で使いやすい言い回しなので、何に対して感謝するか名詞を置き換えて使ってみてくださいね。