映画やドラマのセリフや、歌詞の中で見かけることの多いスラング「badass」。威圧感のある文面で、砕けた雰囲気を持っていますが、使い方は意外にもポジティブなことがほとんどです。今回はそんな「badass」の使い方や意味合いを詳しくご紹介。語源やフレーズも解説しているので、是非ニュアンスを掴んでみてくださいね。
目次
「badass」の意味とは?
「カッコ良い」や「すごく良い」
「badass」は、文面のネガティブさとは裏腹に、人やものを褒める「カッコ良い」や「イケてる」などを意味します。特に自信に溢れていて、少し強気な人物褒める際に使われることが多く、カジュアルな雰囲気を含んでいますよ。「cool」のように単純なカッコ良さとは異なり、タフさがあるようなイメージだと思っておくと良いでしょう。
「badass」の読み方
発音は「バッドアス」
より細かくカタカナ表記をすると「バァダァス」となります。まず先頭の「バ」は控えめな破裂音を含むイメージで発音し、アとエの間の音につなげます。アクセントも先頭に付くので、意識すると良いでしょう。また、続く「ダ」のドゥの音に軽い破裂音を混ぜ、先頭と同じくアとエの間の音につなげます。最後の「ス」の音は、はっきり発音するよりも、歯と舌の隙間から空気を出すように軽く発音しましょう。
「badass」の語源・由来
悪い「bad」とお尻の「ass」の組み合わせ
50年代に使われ始めた「badass」は、当初は言葉の通り「嫌な奴」や「悪い奴」を意味するスラングでしたが、時代が流れるにつれ、若者の使う褒め言葉に変化していきました。根源である悪いイメージが、悪い雰囲気のあるカッコ良い人や、人を圧倒する雰囲気を持つ人の褒め言葉に変化したとされています。普通の人とは一線を画すような、異端なニュアンスが継承されていますよ。
「badass」の使い方
物や誰かをカジュアルに褒める
普通の「カッコ良い」や「イケてる」よりも、カジュアルで砕けたイメージを含んでいるので、仲の良い友人や家族、芸能人などに対してなどに使うのが一般的です。フォーマルな関係の人や、ものに対しては使用しないのがおすすめですよ。あまりきれいな表現ではないと意識しておくと、適した場面や人物にで使えるでしょう。
「badass」を使用した例文・英語フレーズ
That band is a badass!
あのバンドはかなりイケてる!
このフレーズを使用する際は、褒めているバンドがハードな雰囲気を持っているような印象を相手に与えます。または、バンドによって自分の感情がたかぶっていて「やばい」というニュアンスを伝えることができますよ。どちらの意味合いで使っても感嘆的なイメージのフレーズなので、相手に気持ちの熱量を伝えたい時におすすめです。
まとめ
カジュアルだけど思ったより下品ではない
「badass」はカジュアルで少々見た目の悪い言葉ですが、使用時には褒め言葉として解釈されることがほとんどです。細心の注意を払うほど下品なスラングではないので、SNSのポストや、友人間のやり取りで気軽に使ってみましょう。褒めバリエーションの幅が広がるので、より相手に自分の感情が伝えやすくなりますよ。