目次
関係代名詞「whose」とは?
「whose」は置き換わる単語が所有格の場合に使用
関係代名詞には「whose」以外にも「who」や「which」「that」が使われます。どの関係代名詞を使うかは、関係代名詞に置き換えられる単語が文の主語、目的語、所有格のどれかということと、その単語が人なのか物なのかで使い分けをする必要があります。また「whose」は「who」や「which」とは異なり、「that」と言い換えはできません。
今回ご紹介している「whose」は置き換わる単語が所有格の場合に使われます。所有格は、「my」や「his」「her」のように人を対象にするものもあれば、「its」のような物を対象にしているものもあり、他の関係代名詞のように人なのか物なのかで使い分ける必要はありません。また、所有格は必ずその後に名詞が来るため、「whose」のすぐ後には名詞がある状態となります。
関係代名詞「whose」の使い方
人の所有格で使用する場合
物の持ち主を見つけるのがポイント
「Her bag」に着目することで、かばんの持ち主が例文Aの女性であることが分かります。いつも話の中心にいる人物は誰かに意識を向けると先行詞は何かに気付くことができますよ。とある女性について話しをしたいため、「the woman」を先行詞とします。
人の所有格で使用する場合の例文
「the woman」と同じような意味を持つ単語は「her」ですね。「her」は「彼女の」という意味の所有格ですので「whose」に置き換えることができます。「whose」は先行詞の直後に置くため、「her」を「whose」に置き換えたらそのまま「the woman」の後ろにくっつけて一文にします。例文のように「whose」を使った文では直後に名詞が入るため、必ず名詞が入っているかの確認もしてみましょう。
物の所有格で使用する場合
「所有」よりも物に付随している何かを考えると分かりやすい
とある車についての説明をしたいため、例文Aの「a car」を先行詞とします。「car」と同じものを指しているのは代名詞「its」ですね。「its」は所有格の代名詞ですので、ここを「whose」にして文を繋げましょう。
物の所有格で使用する場合の例文
完成した例文では主語の車についての説明が付け加えられたため、「A car whose license plate」までが文の主語になります。主語が長くなるとどこまでで切れば良いか分からなくなりそうですが、たとえ長くても主となるbe動詞や一般動詞の直前までが主語となります。be動詞の前までが主語という前提に立って文を見ている人にとっては、どこからどこまでが主語なのか分からない状態になってしまいます。そのため、自分が説明したい先行詞を必ず把握してその直後に「whose」に続く文を繋げましょう。
関係代名詞「whose」の言い換え
「of which」に書き換えが可能
所有を表す前置詞「of」に注目
例文Bでは、山の名前を「of」を使って表現しています。もちろん「its name」とすることも可能です。今回は例文Aの「a mountain」を先行詞とします。例文Bでの同じ意味を持つ単語は「it」ですね。ここは所有格ではなく目的語ですので目的格の関係詞「which」に言い換えをします。
「of which」に書き換えた場合の例文
「the name of which」というように置き換えがされたら、例文Aの先行詞「a mountain」の直後に持っていきます。普段は先行詞の直後にすぐ関係詞が置かれますが、所有を意味する「of」を使った文ではどうしても「of」の直前に所有者を表す単語を置く必要があり、少し違和感があるように見えるかもしれませんね。「of」の前につく単語も含めてひとつのかたまりとして見て文を繋げてみましょう。
まとめ
繰り返し使って慣れよう
今回は関係代名詞「whose」の使い方をご紹介しました。関係代名詞を使うことによって簡潔でより英語らしい言い回しができるようになります。はじめは難しいかもしれませんが、何度も意識して関係代名詞を使っていくことで使い時が分かるようになりますので、たくさん練習してみましょう。