感謝の意を表する「あなたのおかげで~」という言い回しは、日本語独特の表現で神仏の「お陰様」から由来しています。さて、その日本独自の言い回しを英語で表現するには、どのような英語フレーズを使えば良いのでしょうか?
目次
「あなたのおかげです」を英語にすると…
「Thanks to you」と言います
「お陰」を的確に表す英語はありませんが、「理由」や「原因」を明確にして、「そのおかげで~」と表現することはできます。例えば、「Thanks to you I like English」と英語の先生に向けて言うことで、「あなたのおかげで英語が好きになりました」と感謝の気持ちを伝えることができますよ。
また、この表現は皮肉として捉えることもできます。日本語でも「ご丁寧にありがとうございます」という感謝の言葉の裏に、「余計なお世話」などの皮肉が込められている場合がありますよね。英語も同様に、ありがた迷惑のような嫌味で使われることがありますので注意しましょう。
「あなたのおかげ」と「あなたのせい」の微妙なニュアンスの違い
ネガティブな意味合いで使われる「Because of you」
同じ「原因」や「理由」を表すフレーズで、「Because of~」という言い回しも使えます。「Thanks to~」がポジティブな意味合いでよく使われるのに対し、「Because of~」はどちらかというとネガティブな要因に使われます。
音楽のタイトルや歌詞にもよく出てくるのでチェックしてみて下さい。「あなたのせいよ~」と謳ったネガティブな歌詞が多いと思います。接続詞として機能する単体の「because」とは異なり、前置詞と同じ働きをして名詞の前に付くのがポイントです。
コメント