パラワン島の治安情報2023!観光前に【フィリピン】

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パラワン島、と言うフィリピンの南西部に位置する島をご存知でしょうか?それは密林と熱帯雨林に囲まれた、手付かずの自然が色濃く残る島です。島の州都であるプエルトプリンセサや、観光地として有名なエルニド、田舎のリゾート地であるポートバートンなど、自然豊かな美しい街がたくさん点在しています。本記事では、そんなパラワン島の治安や観光地、必要な防犯対策などを詳しくご紹介していきます。パラワン島への旅行や留学を考えている方は、是非参考にしてみてくださいね。

パラワン島の治安は大丈夫?

マニラやセブ島と比べると格段に安全

マニラやセブ島は、フィリピンの観光地として既に世界中で有名です。この様に各国から多くの観光客や移住者が来ている地域は、その環境を狙った現地民による軽犯罪が多く、治安はあまり安定していないと言えるでしょう。一方でパラワン島は観光地が点在しているものの、発展途上の地域が多いため、町から町へ移動は、長距離の山道や舗装されていない道を使わなくてはならず、簡単ではありません。軽犯罪を起こす傾向のある地方の現地民が、観光街まで辿り着くことは困難なのです。そのため、現地民による観光客狙いの軽犯罪も少なく、治安が安定しています。発展途上の地域では、高水準の生活環境に慣れた日本人は驚く事が多いかもしれませんが、それこそが、のんびりとして安定した治安を作る1つの要素となっているのです。

パラワン島内での治安差

プエルトプリンセサを含む北側、エルニド やタイタイは安全

パラワン島の中心街であるプエルトプリンセサは、南北に細長く伸びるパラワン島の中央に位置しています。そしてプエルトプリンセサから北側、観光地として有名なエルニドやサンビセンテなどを含む地域は、特に治安が安定しています。また、パラワン島の北側に位置する小島達は「北パラワン 」とも呼ばれ、そこで楽しめるのはリゾート地や、整えられたビーチ達。この様な開発が進んだ観光地と、整備された環境は、ある程度の距離を隔てて点在しているので、観光客と犯罪多発地域の現地民が接触する事はほとんどありません。パラワン島の発展途上具合が生み出す、リゾート地と居住地域の程良い距離感が、安定した治安を保っているのです。

プエルトプリンセサより南側、特にケソンより南は要注意地域

プエルトプリンセサから南側に進むにつれて、街は田舎の風景になってゆきます。舗装された道が少なく、観光地も少ないので、観光客が訪れることはあまり無い地域と言えるでしょう。観光客が歩いているだけでもとても目立つ地域なので、よっぽどの目的がない限り行くのはお勧めしません。金品を狙った犯罪などに巻き込まれる可能性が、北側に比べ格段に高いと言えます。日本大使館が発表している危険情報のマップでも、パラワン島の南側のみ「不要不急の渡航は止めてください」を示すレベル2に分類されています。

パラワン島エリア別治安・防犯対策

大型モールや飲食店で栄えている繁華街

観光客を狙った軽犯罪は起きやすい

繁華街は土産屋や屋台、大型モールなどで賑わっています。観光客だけで無く現地民も多く集まる場所なので、スリや置き引きなどの軽犯罪が多発しやすい環境と言えるでしょう。繁華街で買い物を楽しむ際には、リュックやハンドバッグの口がしっかり閉じているか、貴重品を外から見える位置に身に付けていないか、などを意識して過ごすことをお勧めします。しっかり注意すれば被害に遭うことはほとんど無いでしょう。

レストランや屋台などの飲食店を利用する際

過剰請求や押し売りに注意

現地の飲食店を利用すると、観光客にだけ高額請求をしたり、押し売りをしてきたりする店が稀にあります。大手のチェーン店では起きませんが、個人経営のローカルな飲食店や、屋台などでは起こる可能性が高いです。具体的に例をあげると、観光客を見るや否や、店に関係のないアクセサリー類を買うよう勧めてきたり、メニューよりも高い金額を請求されることがあります。この様な事態を避けるためにも、不慣れな地域でのローカルな飲食店や屋台に行くことはあまりお勧めしません。

パラワンの空港内と周辺

空港から利用する公共の乗り物は運賃の過剰請求に注意

空港内と周辺は、警備がしっかりしているので治安は良いと言えます。しかしその周辺で起こりやすいのが、空港からホテルに向かう観光客を狙った軽犯罪。空港には「トライシクル」と言う現地で言うタクシーの様な乗り物が、観光客向けに待機しています。そして空港のトライシクルは政府の管理下にあるものが多く、大抵は正規料金で乗せてくれます。しかし中には、観光客が運賃相場を知らないのを良い事に、倍以上の運賃を請求する悪徳ドライバーも存在するのです。1km/10ペソから15ペソ程が相場なので、乗車する前に目的地までの値段が、相場とかけ離れていないか確認すると安心ですね。

賑わいのある観光名所やビーチ

荷物を狙った置き引きやひったくりに注意

パラワン島を訪れた際には、ほとんどの観光客が訪れるビーチや観光名所。特にビーチは、長時間滞在して寛ぐ人も多いかと思います。そして滞在時間が長いほど、荷物管理は徹底しなければなりません。ビーチに行く際は貴重品は極力持たず、必要最低限のお金と携帯電話程度の持ち物が望ましいと言えます。少ない貴重品を荷物の奥や、一目では見つからない場所に入れて浜辺に置いたり、防水の財布を購入して身に付けるのも良いでしょう。置き引きやスリは対策で防げる軽犯罪なので、しっかり注意して観光地を楽しんでください。

パラワン島への安全な行き方

マニラ ニノイ・アキノ空港経由

一般的な経由場所なので事前に調べやすい

日本からパラワン島へ向かうルートとして、マニラを経由するのが一般的と言えるでしょう。主な利点は、基本的な経由場所なので、乗り換えに不安がある際は、予め調べて詳しい情報を手に入れやすい事です。一方で、世界のワースト空港ランキングで1位になった事もあるほど、空港内の環境は良くありません。最近ではトイレが綺麗になったり、環境改善も進んでいる様ですが、日本の空港と比べると改善点は多く感じます。比較的新しい第3ターミナルについては、幾分か過ごしやすいと言えるでしょう。また、トランジットで長時間待機する際には、この様な劣悪な環境に備え、快適に過ごせる様なトラベルグッズを用意すると良いでしょう。治安もあまり良く無いので、キャリーケースの鍵を用意し、貴重品管理も徹底してください。

セブ マクタン空港経由

綺麗な空港で待ち時間も快適

マクタン空港は、第2ターミナルが 2018年に完成し、全体的に清潔感がある空港と言えます。飲食店や免税店なども充実していて、待ち時間も楽しく快適に過ごすことができます。ターミナル移動も、ニノイ・アキノ空港が4つのターミナルを有するのに対して、マクタン空港はターミナルが2つだけなので分かりやすいです。航空会社のプロモーションなどで、安く売られている航空券はマニラ経由が多いのですが、待ち時間の快適さを求める方は、マクタン空港経由の航空券を探して購入しても良いかもしれません。

パラワン島の安全おすすめ観光スポット

プエルトプリンセサ 地底河川国立公園

ユネスコの世界遺産にも登録されている神秘的な鍾乳洞

現地では「アンダーグラウンドリバー」と呼ばれている地下河川国立公園。世界遺産にも登録されている地下河川洞窟は、全長8.2kmにも及ぶ巨大なものです。観光客が入れるのは1.2km程の所までで、所要時間は約30分程となります。洞窟内部では、日本では見れない程巨大な鍾乳洞と、コウモリの群れを見ることができます。洞窟に入るには、個人で行くのでは無くツアーに参加する必要があるので、興味のある方は調べてみてください。日本から簡単に予約することができます。ツアーでは、日本語の音声ガイドを貸し出してもらえるので、英語に自信がない方も神秘的な空間を楽しむことができます。また、終始川の上で過ごすので、服装は濡れても良い様な服、荷物は最低限の方が身軽で良いでしょう。

サンビセンテ ロングビーチ

長さ約14kmを誇るスケールの大きな浜辺

中心街のプエルトプリンセサから、約4時間程北上した地域にサンビセンテと言う町があります。とても長閑でプエルトプリンセサと比べると、自然がより残る田舎町と言えます。そこにあるのが長さ約14kmにも及ぶ、ロングビーチ。一面が白くて美しい砂に覆われ、海水浴に向いている遠浅の海が広がる最高のロケーションの浜辺です。また、このロングビーチはフィリピン最長の浜辺でもあるので、興味のある方は是非行ってみてください。ただし、あまり発展していない地域なので、宿泊施設や飲食店の数は少なく、かなりローカルな雰囲気の場所で過ごすことになります。衛生面を気にする方や、リゾート感を求める方にはあまりお勧めの場所とは言えないでしょう。しかしロングビーチ自体はとても美しく、スクーターをレンタルして長い浜辺を走る、と言う日本ではできない経験もできるので、少し頑張って行ってみる価値のあるビーチです。

エルニド リゾート

沢山の小島と浜辺でマリンスポーツを満喫

言わずと知れたマリンスポーツの天国、エルニド。毎年休暇シーズンになると、世界中から観光客が押し寄せます。開発されたリゾート地が多く、ホテルや浜辺も整備されているので治安も良く、安心してバカンスを楽しむことができます。何と言ってもエルニドで有名なのは「アイランドホッピングツアー」と言う小島を巡るデイツアー。1日でエルニド周辺の小島や、シュノーケリングスポットを巡ることができるお得なツアーとなっています。日本からも簡単に予約ができるので、気になる方は是非調べてみてください。他にも、ダイビングスポットもエルニド周辺に点在しているので、ダイビングが好きな方にもお勧めのリゾート地と言えるでしょう。

トゥバタハ岩礁自然公園

世界遺産にもなった美しいサンゴ礁と熱帯魚が見られる

パラワン島の中心街プエルトプリンセサから、船で南東へ約10時間。そこにあるのは世界遺産に登録されているトゥバタハ岩礁自然公園です。スールー海に浮かぶ南北2つの岩礁と、大きな環礁から成る自然公園では、東南アジア最大と言われる珊瑚礁を見ることができます。北側にはすノースリーフ、南側にはサウスリーフと呼ばれる礁があり、ウミガメなど様々な海洋生物が生息しています。そこは正に、手付かずの自然が残るダイバーの天国。しかし、このダイビングスポットに行ける期間は、3月中旬から6月中旬までの3ヶ月間と限られています。後の9ヶ月間は、季節風によりボートが海へ出れず、自然公園は閉ざされてしまうのです。そんな特別な条件がありながらも、荘厳な海の景色を求めて毎年多くの人が公園を訪れます。巨大な珊瑚礁と海洋生物が気になる方は、是非チェックしてみてください。

パラワン島の安全なホテル・宿泊先

プエルトプリンセサの中心地

ミュンティング パライソ (一泊 4,536円〜)

中心街のプエルトプリンセサにあるミュンティング パライソは、その便利な立地からとても人気の宿泊施設です。施設内部も、中心街とは思えない程のリゾート感があり、都心の喧騒を忘れてゆったりと過ごしたい方にお勧めの雰囲気です。施設内には、プールとホテルが設備されており、夜間なども施設内から移動せず楽しむことができます。また、施設はホンダ湾の近くなので周辺の景色が良く、少し移動すれば飲食店やモールもあるので、好立地と言えるでしょう。

まとめ

北側は観光地も多く安全に過ごせる

パラワン島は、フィリピンの中でも比較的治安の安定した地域と言えます。特に北側は、観光地とリゾート地が多く、安全な南国旅行を考えている方にはもってこいの地域でしょう。それでも日本の治安と比べると、まだ危ない部分もあるので油断しすぎるのは禁物です。しかし、少し気を付けて過ごすだけで、パラワン島では日本で味わえない、たくさんのマリンスポーツや手付かずの大自然を安全に体験することができます。東南アジアの美しい海を満喫したい方は、是非ご紹介した名所や情報を参考に、旅行プランを立ててみてくださいね。

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