住所などで書く日本の「県」は英語で何と言うのでしょうか?この記事では「県」を意味する英単語とその略称、大文字・小文字など頭文字の書き方を解説。更に「県」の意味を海外の人へ教えてあげる際の説明方法や「都道府県」全ての表現方法をまとめてあります。住所を英語で書くときに困った際も参考にしてみて下さいね。
目次
「県」は英語で?
「prefecture」と言います
「県」という日本語は英語で「prefecture」と表現できます。発音はカタカナで表すと「プリフェクチャー」と言います。
「Pref.」は略称
実は「prefecture」には略語があり、「Pref.」と表記することができます。読み方ですが、こちらも「プリフェクチャー」と読みます。「プレッフ」とは呼ばないので注意しましょう。
英語で住所を書くときの「県」
「prefecture」は書かないのが一般的
普段英語で住所を書く機会はあまりないと思いますが、例えば海外旅行へ行くとき、飛行機の中で書く入国カードにも住所欄(Home Address)があります。その際、現住所が神奈川県であれば「Kanagawa」のみ表記するのが一般的です。どうしても「県」を付けたい場合は、「Kanagawa Prefecture」と頭文字を大文字にして表記可能です。
特に決まりはありませんが、東京都や大阪府も「Tokyo」「Osaka」と書くのが自然です。海外の視点で考えてみましょう。州制度のアメリカで、住所にニューヨーク州と書く場合、「NY」と表記し、「New York State」(ニューヨーク州)とは書きません。アメリカのお隣カナダも同様です。※カナダの州は「Province」で表現します。
「-ken 」と書く方法も
日本で住所を書く場合は、きちんと「県」を付けるのが一般的なので違和感を覚える方も多いと思います。腑に落ちない方は、ハイフン(-)を使って、そのまま「Kanagawa-ken」と表現する方法もありますよ。
「県」を海外の人へ英語で説明
「prefecture」という単語を知らない人も
そもそもですが、ネイティブでも「prefecture」の単語自体知らない方も多くいます。日常会話では全く使わないので、「prefecture」という英単語に触れる機会は現地の方でも少ないですね。たまにニュースで日本が大々的に取り上げられた時に流れてくる程度です。
行政区分で「Prefecture」を使う国は世界でも限られるので、海外の方へ「県」の意味を教える際は、相手の国の行政区分になぞらえて説明するのが分かりやすくておすすめ。例文として、「Prefecture is like a State in United States, and Province in Canada」(「県」はアメリカやカナダで言うところの「State」や「Province」に似てるよ)のような説明の仕方があります。参考にしてみて下さいね。
まとめ
「県」は英訳しないのが一般的
英語圏でも「prefecture」を知らない人もいるくらいなので、あえて「prefecture」と書く必要はないでしょう。そのことは都道府県全てに言えます。例外として「北海道」は「Hokkai」ではありません。日本人が「北海道」をひとまとまりの固有名詞で読んでいるように、英語でも「Hokkaido」が正しい表記です。