自分の趣味を英語で語るとき、どんなフレーズを使用しますか?日本では「hobby」を使ったフレーズが浸透していますが、ネイティブスピーカーはどんな表現をするのでしょうか。この記事では「趣味」を伝える英語表現と、「趣味」に関する単語一覧を紹介しています。また、英語で相手の趣味を質問するフレーズも併せてご紹介。相手の好きなことや興味のある事柄について知ることで、会話の幅が広がりますよ。
目次
「趣味」を英語で語る・聞くには?
ネイティブは「hobby」ではなく動詞の「like」を使う
自分の趣味について話す場合
英語で趣味についてを話すときは、動詞の「like」を使用し、自分の「好きなこと」として相手に伝えるのが一般的です。簡単な単語ばかり使って文を構成すると、何か物足りなさを感じてしまう方も多いかもしれません。しかし、ネイティブが会話をする時によく使用する言い回しの大半は、「like」のような簡単な一般動詞が使われています。
例として、旅行が好きなら「I like traveling」、読書が好きなら「I like reading」とシンプルに表現できます。基本的にはこの「I like doing~」の形に当てはめれば文が完成します。また、単に好きではなくハマっている趣味であることを伝えたいときは、「I’m into~」の形で文を構成すると良いでしょう。英語にハマっているなら「I’m into studying English」と表現できます。
相手の趣味について聞く場合
今度は相手に質問する場合です。相手に趣味を聞く場合、「like」を使って疑問文にしても良いのですが、「好きなこと」についてもあえて言及しない方がより自然です。私たちが趣味は何かと相手に質問するとき、人に打ち明けられないようなマニアックなことについて聞こうとしている訳ではありませんよね。もっと軽い気持ちで、何に興味があるのかな、ぐらいのニュアンスで聞いてみましょう。
例として、「What do you do in your free time?」のように相手に聞くことが海外では多いですね。「時間があるとき何をしていますか?」のようなニュアンスになります。「like」を使ってもう少し丁寧に文を作ると「What do you like to do in your free time?」と言えます。また、「What do you do on the weekends?」と週末に限定する聞き方もできますね。
「趣味」を英語で表すその他の表現
興味があって実際にしている「趣味」は「hobby」
「凝った趣味」でなくても使用可能
「hobby」は日本語の「趣味」に訳されることから、日本ではかなり浸透している英単語です。ただし、実際に海外では全く耳にしないレベルの単語です。加えて「hobby」は「凝った趣味」であるという認識も正確ではありません。イギリスの友人に「What is your hobby?」と聞くと、少し顔をしかめながらランニングと答えてくれました。
ランニングは特に変わった趣味ではありませんよね。「hobby」という単語を場面によって使い分けるのであれば、学術的・専門的な趣味というよりかは、興味があって実際に継続している趣味を指すときに使えます。しかし英語を学ぶ上で、言葉のニュアンスの違いの他に、そもそもそのような聞き方はしない、と割り切って考えることも英語上達の近道になります。
興味はあってもまだ手を付けていない「趣味」は「interest」
「多趣味」など趣味が多い場合も使える
「興味」の意味を表す「interest」を使っても表現が可能です。何にでも興味を示す方は「I have a lot of interests」(私は多趣味です)と言えますね。また、興味のあることを限定して伝えたいときは「I’m interested in~」で文を構成します。ポイントは前置詞の「in」とセットで覚えること。前置詞の後に興味のあること(名詞)を繋げれば文の完成です。
反対に相手に質問する際は「What are you intereested in?」(何に興味がありますか?)と疑問文にします。「hobby」と異なる点は、「interest」の方が日常で使われている点と、実行していない「趣味」にも使用できることです。「興味」はあるけど実際には手を付けていないといった具合ですね。
暇つぶし程度の「趣味」は「pastime」
「気晴らし」や「娯楽」の意味で使う
「pastime」は時間(time)が通り過ぎる(pass)の語源で、「気晴らし」や「娯楽」の意味で使われます。よって「pastime」は、何もすることがない時に暇をつぶすために行うことを説明できます。「娯楽」という意味も含まれるため、少しフォーマルなニュアンスに聞き取れる場合もあります。
「趣味」を英語で表す単語一覧
履歴書に「趣味」を書く場合も単語のみで箇条書き
ここでは様々な「趣味」に関する単語を紹介します。記事の冒頭で解説した「I like doing~」の形式に当てはめて使ってみて下さい。尚、英語の履歴書に趣味を書く欄は基本的にありませんが、自己アピールとして「Interests/Hobbies」のように付け加えても良いでしょう。その場合、下記と同じように箇条書きで記入すれば大丈夫です。
・traveling(旅行)
・reading(読書)
・listening to music(音楽鑑賞)
・watching movies(映画鑑賞)
・cooking(料理)
・taking pictures(写真撮影)
・mountain climbing (登山)
・playing sports(スポーツ全般)
まとめ
英語で趣味の話をするときは「like」で文を作る
自己紹介で自分の趣味、即ち好きなことを話す機会はたくさんあると思います。特にスピーチなどでは難しい単語を並べるよりも、簡単な単語を使うことでより伝わりやすくなります。是非、動詞の「like」を有効活用して会話の発展に役立てて下さいね。
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