「shit」は日常会話から映画のセリフ、曲の歌詞まで幅広い場面で使用されるスラング。かなりカジュアルで使用する相手などは選びますが、幅広い意味を持っているスラングなので、覚えるとボキャブラリーが広がります。今回はそんな「shit」の意味と使い方を詳しく解説。使えるフレーズも詳しく紹介しているので、是非確認してみてくださいね。
目次
「shit」の意味とは?
「くそ」や「ちくしょう」などの感嘆詞
「shit」は根本の意味として糞を指し、糞の汚いニュアンスが転じて、悪態をつくような感嘆詞の「くそ」や「ちくしょう」などの、スラングとしての意味を持つようになりました。現在でもスラングとしての意味合い以外に、糞という本来の意味で使われることも多いので、両方の意味を覚えておきましょう。
「イライラさせる」という動詞としての意味
「バカにする」や「イライラさせる」などの動詞としての意味も持ち、進行形や過去形で使われることも多いので要注意。主に、誰かに対する侮辱的な態度をとることを意味します。加えて「誰かを騙す」、という意味合いで使われることもあるので覚えておくと安心ですよ。さらに「shit」の本来の意味が継承された、「糞をする」という動詞でも使われます。
「ひどい」や「くそだ」などの形容詞としての意味
物や人や環境に対してなど、様々なものに対して「ひどい」や「くそだ」と酷評する形容詞としての意味も持っています。正確な表記は「shitty」となりますが、「shit」と略して使用することが多いですよ。不快なものや嫌いなものに対して使える形容詞として頻繁に見かけるため、便利な感嘆表現として覚えておくと良いでしょう。
「shit」の読み方
発音は「シット」
冒頭のシの音は、口を平たくして空気を鋭く出すように発音。続く「i」の音を意識して繋げれば、シィという音になります。また、アクセントはシィの音に付いているので強めに発音すると良いでしょう。最後の「t」の音には軽く破裂音が混ざっているので、トゥの音に近くなります。短く切って発音すると、よりネイティブな発音に近付きますよ。
「shit」の語源・由来
糞尿を表す古英語「scitte」が語源
「shit」は、糞尿を表す古英語の「scitte」から作られたとされ、現在でも糞の意味を持っています。「shit」は現在でも糞便を意味する際に使われますが、少し砕けてたイメージを含んでいるため、フォーマルな場面では「feces」が用いられます。古英語の「scitte」が使われることは一般的にもうありませんが、ニュアンスとして頭に入れておくと良いでしょう。
「shit」の使い方
苛立った時の間投詞として使う
「shit」は主に、苛立った時や嫌なことが起きた時などの間投詞として使われています。怒りや失望や不快感などを表すことができるので、便利なスラングですよ。ただしとても砕けていて、下品なニュアンスも含んでいるため、衣装する場面や相手に関しては注意が必要です。フォーマルな場面や目上の人に対しは、使用しないのが望ましいですね。
「shit」を使用した例文・英語フレーズ
Oh shit! I forgot my homework!
クソ!宿題を忘れた!
同じく感嘆表現の「oh」と併せて「shit」を使うことで、より失望感を表現できるフレーズです。他にも「shit」は「holy」などと併せて使用するのも一般的。咄嗟の感嘆詞として頻繁に用いられます。また、「shit」は一種のイディオムのようにフレーズに組み込まれることも多いので、感嘆表現の意味だけに囚われ過ぎてしまわないように注意しましょう。
まとめ
かなりカジュアルなので使用時は慎重に
「shit」は幅広い意味を持ち、様々な表現で使われるスラングです。汎用性があって便利な反面、カジュアルで下品なニュアンスを含んでいることを忘れてはいけません。一方で友人間などの砕けた間柄では頻繁に使われるので、覚えておくと表現の幅が広がります。根本の意味や多様な表現を少しずつ理解して、適した場面や相手に使用してみてくださいね。