「damn」という英語スラングを見たことや聞いたことはあるでしょうか。「damn」という言葉一つですがその持つ意味は品詞ごとで様々ある単語です。そこで今回の記事では英語スラング「damn」をご紹介します。スラングとしての意味に加えもともとの意味や品詞別の使い方も一緒に学んでみましょう。
目次
「damn」の意味とは?
日本語でしまった、ひどく、呪うなどの意味
「damn」をスラングとして使う場合の意味は大きく分けると3つです。なにかをしでかしてしまった時などに言う間投詞としてのしまった、形容詞としてはひどくの意味になり、動詞としては呪うなどの意味を持っています。どれもマイナスな意味が多い単語ですね。
発音は「ダム」
ダを強く、ムは口を閉じるだけ
「damn」に入っている最後のnは発音されません。読みはカタカナで「ダム」と表すことができますが、字のまま読むと水のダムのように読んでしまい、伝わらない可能性があります。そのため発音をする際はダを強く読んで次のムは口を閉じるだけのように読んでみましょう。「ダㇺ」のようなイメージです。
「damn」の語源・由来
永遠の罪を科すという意味で使われてきた単語
「damn」のもともとは人に永遠の罪を科したり地獄に落とすなどの意味で使われてきました。現在ではその意味から派生したイメージでスラングとなり使われていますが、もとの意味からも分かるように「damn」はあまりいい意味の言葉ではありませんね。そのため使う場面を気にする必要があります。フォーマルな場面や目上の人に対して使うのは避けましょう。
「damn」の使い方
「damn」を間投詞で使う場合
間投詞として使う場合の意味はしまったがよく使われます。その他には、何か悪い話や報告を聞いた時に言うマジかのような意味、自分の思い通りに行かない時のちくしょうなどの意味もあります。またこれは名詞としてですが「I don’t give a damn」という「damn」を使ったスラング表現もあります。これは知ったこっちゃないという意味ですがかなりカジュアルな表現です。一言で使う時と同様フォーマルな場面での使用は控えましょう。
しまったの意味を使った例文
Damn! I left my umbrella on the train
(しまった、傘を電車に置いてきた)
今回は忘れ物に気付いた時のとっさの一言で使っていますね。誰かに話しかけるよりか独り言のようなイメージです。電車などに物を置き忘れた場合は「forget」でなく「leave」の過去形「left」を使って表すことができます。
「damn」を形容詞で使う場合
形容詞としての「damn」はひどく、とてもなどのように強調をしたい時に使われます。似た意味の言葉に「really」や「very」がありますね。基本的にはネガティブな意味合いで強調をしたい時に使われることが多いですが、「damn good」でとても良いとなるようにポジティブな意味合いで使うこともできます。
ひどくの意味を使った例文
It’s damn cold today, isn’t it?
(今日はひどく寒いね)
今回はとても寒いことを言いたいため「cold」の直前に「damn」を置いてとても寒いことを表しています。自分の意見を述べることに加え、相手に同調を求めたい場合は例文のように付加疑問文にします。また「damn」はカジュアルすぎる単語であるためフォーマルな場では「really」などを使いましょう。
「damn」を動詞で使う場合
動詞としての「damn」には呪うという意味がありますが、他の日本語としてはうらめしく思うという訳し方もできます。「be damned」と受け身で使う場合は参る、驚くという少し違った意味を作ることができますよ。また口論などの場面で相手を罵る時に「Damn you」と言う表現もあります。
呪うの意味を使った例文
I damn this bad weather
(この悪天候がうらしめしいよ)
悪天候を呪いたい気持ちを表している例文です。今回は悪天候という特定のものをうらめしく思っていますが、悪い状況などを見てとっさにうらめしい気持ちを表す時には「Damn it」と言うことがあり、この「it」はその場の状況を意味しています。
まとめ
まずは一言で使ってみよう
「damn」の意味や使い方をご紹介してきましたがいかがでしたか。まずはしまった、と言いたいシチュエーションで「damn」を使ってみましょう。一語で使うのに慣れてきたら文の中で使うのにも挑戦してみてくださいね。