「外国人」を英語で!Foreignerは失礼?

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海外から日本に来る旅行客や留学生がここ数年で増え、街中でも以前と比べると外国人を見かけることが多くなりましたね。英語学習者の皆さんも、日本で外国人と英語で話す機会も多いのではないのでしょうか。今回は「外国人」を意味する英語をご紹介します。様々な表現を知って使い分けもできるようにしてみましょうね。

「外国人」は英語で?

英語で「a person from abroad」

「person」は人を表し、「abroad」は海外や外国を意味します。外国人というよりかは外国から来た人、という日本語があっているかもしれませんね。「abroad」の他に外国を表す言葉としては「overseas」がありますが、「overseas」は陸続きの国にはあまり使うことはなく、外国よりかは海外という意味が強くなります。また、違う国を意味する「different country」も外国を表すことができます。

複数形は「people from abroad」

「person」は一人を表しているため、何人かいる場合は複数形を使う必要があります。「person」の複数形は語末にsをつけるのではなく、単語がすっかり変わってしまう複数形で「people」となります。「abroad」は複数形に影響されることはありませんが、「different country」に置き換えて使う場合は、「different countries」のように複数形を使いましょう。

「foreigner」という単語も

「外国人」を一語で表すことができる単語としては「foreigner」があります。実は直接外国人に向かって「foreigner」を使ってしまうと、とても失礼な表現となってしまいます。日本語でも、外国人のことを外人と呼ぶのが失礼にあたるのと同じようなイメージです。「foreigner」は、自分のことを指す場合や外国人に対して面と向かって使わないのであれば問題なく使えますが、基本的には「a person from abroad」を使ったほうが良いでしょう。

発音は「フォリナァ」

「foreigner」は一見読み方が難しく見えますね。今回真ん中にあるgは発音がされませんので、読まないように無視してみるとスペルを見ても読みやすくなるかもしれません。アクセントは「fo」の部分に置き、そこを強く読んでみましょう。基本的な発音は「フォリナァ」ですが、特にアメリカ英語では「ファリナァ」のようにoの部分の発音がaであるかのような発音で読まれることもあります。

「外国人」を表現する他の言い方

別の国から来たことを表す場合は「from another country」

「外国人」を意味する「a person from abroad」にも「from」がついていますが、「from」を使うことで起点や出身を表すことができます。そのため、他の国出身だということを「from another country」と表現することができます。この場合、どこの国かはよく分からないが外国から来たということが分かっている場合に使います。ちなみに、複数形は「from other countries」となります。

出身地を使って表す場合は「from+地名」

「from」は出身を表すため、話に登場する外国人の出身地が分かっている場合は「from」の後に地名を入れることによって、その人が外国人でどこから来たのかを表現できます。「from」はbe動詞と一緒に使われることが多いですが、来るを意味する動詞「come」と一緒に使うこともあります。どこの出身か知りたい場合は「Where are you from?」と尋ねてみましょう。

「from」を使用した英語フレーズ・例文

I think he must be from India
(彼は間違いなくインド出身だと思います)

「I think」を使うことによって、私はこう思うと自分の考えや意見を伝えることができます。「think」の後に意見をつける場合は文章を置きましょう。今回は彼がインド人であることを確信しているということを伝えるため、助動詞の「must」を使っています。「must」には「しなくてはならない」の他に「そうに違いない」という意味があります。また、「must」の後には動詞の原形が来るため今回はbe動詞の原形の「be」を置いています。

日本に住んでいる外国人を表す場合は「non-Japanese」

「non-」は名詞と一緒に使うことでその名詞を否定する意味の単語を作ることができます。「Japanese」は日本人の意味を持つ名詞ですので「non-Japanese」とすれば日本人でない、つまり外国から来た人を表すことができます。また、「Japanese」以外にも他の国籍を表す単語を「non」の後に入れることができますので、海外でも使うことができますよ。

「non-Japanese」を使用した英語フレーズ・例文

This information is for non-Japanese
(この情報は外国人向けです)

観光地や外国人の住民が多い場所で使える表現です。主語になっている「information」は数えることができない不可算名詞であるため、たとえ情報がいくつかある場合であっても複数形を作ることはできません。また、「for」を使うことで何や誰にとってかを表すことができます。今回の例文では外国人向けだということを表現したいため「non-Japanese」を「for」の後に置きましょう。

海外からの観光客を表す場合は「visitor」

「visitor」は訪れるという意味の動詞「visit」からきています。「visitor」は訪問者や来客という意味を持っていますが、海外からの観光客や短期間何かの用事で滞在している人を表すことができるため、特に日本に住んでいない外国人に対して使うことができます。観光客が多く訪れる場所での表記や案内をする時にこの単語を使ってみましょう。他にも観光客を意味する単語として「tourist」という単語もあり、観光目的で来ている人に対して使うことができます。

「visitor」を使用した英語フレーズ・例文

We should welcome visitors from all around the world
(世界中からくる観光客を歓迎すべきです)

「welcome」は一語で使われる場合には、ようこそという気持ちを表すことができる言葉ですね。今回の「welcome」は動詞で、歓迎をするという意味を持っています。直前にある「should」は助動詞で「すべき」という意味があり、助動詞は後に動詞の原形が来るため「welcome」も原形を用いましょう。「visitors」だけで文を終えても良いですが、「all around the world」を置くことによって世界中からの観光客を表すことができます。

「外国人」を使った英語フレーズ・例文

「外国人留学生」を表す英語表現

international student

「international」はインターナショナルスクールなどのように、国際的という意味で日本でもよく用いられる単語ですが、その後に学生を意味する「student」を置くと外国人留学生という言葉になります。「international exchange student」という言葉もあり、この場合は単なる留学生ではなく交換留学生という意味になります。

「外国人労働者」を表す英語表現

foreign worker

「foreign」は「外国の」を意味する言葉で、基本的には名詞と一緒に用いる単語です。「外国人労働者」の場合は、労働者や働く人を意味する「worker」という単語を後に置きましょう。他にも「foreign」の後に労働力や労働者を意味する「labor」を入れ、「foreign labor」とすることもあります。また、客という意味の「guest」を使って「guest worker」と表現することもできます。

「在留外国人」を表す英語表現

foreign resident

日本に長期的に住んでいたり永住をしている外国人を在留外国人と言うことがありますが、住民という意味の「resident」を使って「foreign resident」として在留外国人を表すことができます。ビザなどをもとに付与される在留資格も「resident」を使って「resident status」と言います。また、在留外国人を表す「alien」という単語もありますが、よそ者といったような表現になってしまうため使うのは避けましょう。

「外国人の友達」を表す英語表現

foreign friend

「外国の」を意味する「foreign」を使って外国人の友達も表現することができます。友達を意味する「friend」をつけて「foreign friend」としましょう。もし友達の出身が分かっている場合は、アメリカ人であれば「American friend」、フランス人であれば「French friend」のように国籍を表す単語を「foreigner」と置き換えて使ってみましょう。

まとめ

場合に応じたふさわしい使い分けを

今回は「外国人」を意味する英語や、関連する英語フレーズをいくつかご紹介しました。それぞれの単語やフレーズがよく使われる場合が異なりますが、ふさわしい表現を使って海外から来た人達とたくさん交流し仲良くなってみましょうね。

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