「舌」は英語で何と言うのでしょうか。この記事では、日本語の「舌」を表す英語をご紹介。読み方や「猫舌」「毒舌」などの舌に関連する英語表現についても解説しています。また、「舌」を使った英語のことわざについても触れていますので、気になる方は参考にしてみて下さいね。
目次
「舌」は英語で?
「tongue」と言います
舌は英語で「tongue」です。カタカナでの読み方は「タング」です。「トング」ではないので注意しましょう。焼き肉のメニューにもある「タン」で考えると覚えやすいですよ。
「舌」に関連する英語表現
「猫舌」を英語で表現する場合
I can’t handle hot food
英語に「猫舌」という表現はありません。熱いものが苦手であることを英語で表現する場合、「I can’t handle it」を使うのがおすすめ。扱えない、手に負えないといった意味になります。「I can’t eat~」といった表現の仕方も可能ですが、ここでは「猫舌」は熱いものが実際に食べれない訳ではないことを前提とします。
世界中の国々と比較してみても、日本の鍋料理などのように、熱々の料理が出てくる頻度は少ないです。スープなど程よく温かいといった感じですね。そして、家庭内においても「冷めないうちに食べないさい」のような習慣があまりありません。つまり海外の多くでは必然的に、日本の「猫舌」に代わる表現を使用する機会が少なくなります。
「毒舌」を英語で表現する場合
Poisonous tongue
毒が「poison」なので、「poisonous tongue」と表現できます。そのほかにも、「鋭い」という意味の「sharp」を使って「sharp tongue」とも言えます。いずれも「口が悪い」というニュアンスを含んでいますよ。
日本では「毒舌」を「物事をはっきり言う人」という意味で使う人もいます。この意味で使用したい場合、海外で日常的に使われている「毒舌」に代わる言葉は基本的にありません。なぜなら、海外の人の大半が「物事をはっきり言う人」だからです。「毒舌」を「正直に話す」など良い意味で使いたい場合、「plainspoken」や「forthright」などの英単語が活用できます。
「舌を出す」を英語で表現する場合
stick out one’s tongue
「あっかんべー」のように舌を出す行為は、海外の人も使います。この舌を出すジェスチャーを英語で説明する場合、「stick out one’s tongue」のように表現できます。「stick out」は「突き出す」という意味です。
「舌が肥えている」を英語で表現する場合
have good taste in food
「have good taste」で「良い趣味してるね」のようなニュアンスになります。例文として、「彼女は音楽の趣味が良い」と表現したい場合は「She has good taste in music」と言えます。便利な表現なので応用してみて下さいね。
「舌」を使った英語のことわざ・イディオム
二枚舌を使う
speak with a forked tongue
食器のフォークを連想しがちですが、三枚舌ではありません。蛇のように二つに分かれた舌のことを「forked tongue」と言います。
喉まで出かかっている
on the tip of one’s tongue
聞き覚えがあるけれど、思い出せない状況で使います。一例として、「It’s on the tip of my tongue, but I can’t remember」のように会話の中で言いますよ。「tip of my tongue」は「舌の先」という意味です。日本語の言い回しでは「喉まで」ですが、英語になると「舌の先まで」です。面白いですね。