「映画」を英語で!アメリカ英語とイギリス英語の違いを解説【発音や例文も】

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相手と打ち解けられる話題として「映画」はもってこいのテーマです。世界共通の楽しい話題なので、たくさんの英語表現を知っていると会話も弾み、相手との仲も深まります。そこで今回は「映画」にまつわる単語や、会話の中で使えると便利で楽しいフレーズをいくつか解説していきたいと思います。

「映画」は英語で?

アメリカ英語では「movie」

一般的に、「映画」を英語で表現する時は「movie」が多く用いられるので、第一に覚えておくと便利な単語です。アメリカ英語の単語は世界共通の物が多いので、どこの地域でも映画を言い表すことができます。また「movie」は名詞として映画を意味するだけでなく、形容詞として「映画の〜」も意味し、例を上げると「映画のスター」を「movie star」と言う様な使い方ができます。

発音は「ムーヴィー」

(ヴィーの発音は下唇に前歯を乗せて言う)

日本的な発音の「ムービー」につられて、「v」は「ビー」と発音してしまいがちですが、「ヴィー」を意識して発音するとネイティブスピーカーに近づき、よりスムーズに相手へ伝える事ができます。また、「ムー」と伸ばす音の後ろに力を入れてアクセントを付ける事で、より自然な発音になります。

イギリス英語では「film」

「film」は主にイギリスで使われている、「映画」を言い表す単語です。日常会話で映画の話をする際にはあまり使われていません。また、「film」は「movie」より少し知的で古典的な印象を与えます。「movie」は大衆的、娯楽的な作品を主に指し、「film」は教育的・芸術的価値の高い作品を主に指すので、その様な別々の印象を持つのです。しかし、あまり過敏に気にして使い分けなくても、映画の意味合いは伝わるので大丈夫です。

発音は「フィルム」

(ルの発音は舌を前歯の裏に付ける)

「film」の最大の難関は「l」の発音で、多くの日本人の方がつまずく舌の動きです。日本的に「フィルム」と発音すると「l」ではなく「r」の発音に近付いてしまうので注意が必要です。「フィ」の発音の後に、舌を前歯の裏側に付けて「ラ」と「ル」の間の音を意識して「l」を発音するとナチュラルな発音に近づけます。

「映画」に関する英語フレーズ・例文

誰かを映画に誘う時に使用する英語フレーズ

Would you like to go see a movie with me?

(一緒に映画を見に行きませんか?)

相手に何かを尋ねたり、頼んだりする際は「would」を使うと敬語の様に丁寧な言い回しになります。「私と一緒に映画を見に行くのはどうですか?」と言う控えめで優しい印象を持ったフレーズなので、目上の人、まだ知り合って間もない友人など、様々な距離感の相手に失礼なく使う事ができます。また、「go see」の部分は動詞が並び、違和感を感じる方もいらっしゃると思いますが、こちらは「to go and see」の「and」が省かれた形なので間違いではありません。

Why don’t we go to see a movie?

(一緒に映画を見ましょうよ)

この様に「why don’t〜」から始まる文章は、砕けていて親しみやすい印象を持ちます。直訳すると「なんで私たちは映画に行かないの?」となりますが、それが転じて「ダメな理由もないなら映画に行こうよ!」とフランクに相手に提案したり、促したりするフレーズとして使われています。カジュアルな表現なので目上の人ではなく、気の置けない友人に対して使うフレーズです。

映画の感想を話す時に使用する英語フレーズ

It was my type of movie

(私好みの映画でした)

「type」は名詞で「種類、性質」を意味します。なので「my type」と表現する事で「この映画は私が好む種類の映画だった」と相手に伝える事ができます。例えば相手と映画の好き嫌いが分かれた時などにこのフレーズを使うと、相手の意見も自分の意見も尊重できます。自分の好みをしっかりと伝えられるフレーズです。

It’s the best movie of this year!

(今年見た中で1番の映画でした!)

「best」は比較級とやばれる形容詞で「最高、1番」を意味します。比較級とは名前の通りに、他の物と話題の対象物を比べて、それを表現できる言葉です。なので「この映画は、今年の他のどの映画よりも最高!」と言うニュアンスを含むみます。「とても気に入った作品だった」と相手に強く伝える事ができるフレーズです。

「映画」関連の英単語・英語表現

映画館は「movie theater」

「映画館」を表す一般的な英単語です。アメリカ英語で「theater」は名詞として映画館の他にも「劇場」も意味するので、紛らわしくならない様「映画館」を表現したい時は「movie theater」の様に「movie」を付けて使います。またイギリスでは「映画館」は「cinema」、「劇場」は「theater」と表現が分かれています。

字幕は「subtitles」

通常、名詞の「subtitle」に「s」を付けて「subtitles」という複数形にすると「字幕」を意味する事ができます。また、本や新聞について話している時に使われる「subtitle」は「副題、小見出し」を意味します。また、動詞として「字幕・副題を付ける」も意味し、動詞として使う場合は一般的に受動態として使われます。なので「字幕付き映画」は「a subtitled film」と表現されます。「ed」を付ける事によって形容詞的な使い方ができる様になるので、覚えておくと便利です。

映画監督は「director」

「director」は名詞で主に「監督、演出者」を意味しますが、映画以外の分野では「取締役、重役、指揮者」なども細かく意味します。この様に組織をまとめたり、管理する役職を指すニュアンスを含む単語なので、覚えておくと映画以外の話題でこの単語に出会っても混乱せずにニュアンスを理解できます。

映画俳優は「actor・actress」

「actor」は名詞で「俳優」を意味し、単語本来の意味としては性別を問わず俳優・役者を指すのですが、ほとんどの場合は「男性俳優」を意味します。なので「女性俳優・女優」を表現する際は「actress」が使われます。しかしこれらは、過去の時代背景に基づき使い分けられた単語なので、現在では性別を問わず「actor」を使う事を好むネイティブスピーカーも多いです。

まとめ

地球のどこにいても映画を楽しむ!

この様に映画を表現する言葉以外にも、映画にまつわる単語やフレーズがたくさんあります。誰かと映画について楽しく話したり、感想を相手にちゃんと伝えたりするのに役立つものばかりなので、覚えておくと便利です。映画は万国共通の鉄板の話題なので、スムーズに単語やフレーズが出てくると、ネイティブスピーカーと緊張せず、楽しく会話する良いきっかけになります。

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