「実績」を英語で!混同しやすい英単語の違いを徹底解説

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「実績」は英語でなんと言うでしょうか。英文履歴書を書いたり、英語で面接を受ける際には不可欠な単語になります。また、類似単語が複数ありますので、違いを理解することでよりネイティブなコミュニケーションを取ることができるようになります。この記事を読むことで、ビジネス英語はもちろん、日常での会話にも役立ててくださいね。

「実績」は英語で?

英語で「achievement」

最も汎用的なの英単語は「achievement」と言う単語です。「achievement」は不可算名詞ではなく可算名詞であり、複数形は「achievements」です。「achieve」が「達成」を意味する動詞であり、「achievement」はその名詞なので、達成したこと、すなわち「実績」と言う意味となります。

「実績」と似たような意味を持つ英単語の使い分け

「社会貢献」の場合は「accomplishment」

「accomplishment」は成就や功績といった意味を持ち、「社会貢献」のニュアンスが強い英単語です。「achievement」が特定の個人が勝ち取った実績を表すのに対し、「accomplishment」は複数の他者へ貢献した実績を意味します。例えば、被災地の人命救助や、難病を克服する薬の開発、コンサルタントとして企業の業務改善支援、と言ったことが「accomplishment」と言えるでしょう。

「結果」の場合は「result」

「result」も「achievement」と似たような意味を持っています。「result」は「結果」という意味ですので、単語単体では良い悪いどちらの意味も持っていない点に注意が必要です。「achievement」と同じ意味を持たせるには、「result」ではなく「good result」と表現する必要があります。

「成績」の場合は「performance」

「performance」と「achievement」の違いは、「result」との違いに似ています。「performance」も「result」同様に、単語単体に良い悪いの意味がありません。「performance」と言う単語の特徴は、数値等の一定の尺度を用いた評価を有する点です。例えば学校の成績や、会社の人事評価を表します。したがって、「achievement」と同じ意味を持たせるには「good performance」と表現する必要があります。

「経験」の場合は「experience」

「experience」は良く使われる単語ですが、こちらも良い悪いの意味を持たない単語です。加えて、特定の行いの結果を表すのではなく、そのプロセスにおいて得た何か、すなわち「経験」を表す単語となります。例えば著名な教授の授業を受けたこと、刺激的なプロジェクトに参画できたこと、海外駐在員として海外に滞在したこと、などをして「good experience」と表現するのが適切です。

「経歴」の場合は「track record」

「track record」は個人、あるいは組織が残してきた実績と失敗の軌跡、すなわち経歴を表しています。例えば、投資会社の投資実績は「track record」で評価されます。「track」には「軌跡」の意味があり、「record」は「記録」を表します。

「偉業」の場合は「triumph」

「triumph」は「achievement」同様に良い結果を意味する単語です。ただし多くの場合歴史的な出来事に使われますので、日本語では「偉業」がしっくり当てはまる単語となります。社会的な影響が大きいなど、「achievement」よりも大きな出来事と考えて良いでしょう。例えばナポレオンによる革命はまさに「triumph」と呼べます。

「実績」を使った英語フレーズ・例文

ニュースや新聞で使われる「実績」

The invention of space shuttle is one of the most incredible achievements in human history

(スペースシャトルの発明は人類史上最も驚くべき実績の一つです)

こういった文脈で「achievement」は新聞記事に頻出します。「incredible」は「信じられない」「驚くべき」などといったニュアンスで「achievement」と一緒に使われる形容詞です。

面接のシーンで使う「実績」

My performance is sales of 300 cars for a year

(私の実績は車を年間300台販売したことです)

面接で「achievement」は頻出単語になります。具体的には「What are your achievements」等と聞かれます。回答する際には結論に気を付けましょう。「My achievement is sales of 300 cars for a year」ですと少し「achievement」の意味からずれてしまいます。「achievement」とは「個人が勝ち取った栄光」を意味するからです。上記の文章では「performance」を用いるほうが適切でしょう。

まとめ

「実績」は「achievement」で表現

いかがでしたでしょうか。「実績」には「achievement」を使うのが一般的ですが、文脈に応じて、類似単語を使い分けることが可能です。また、これらの使い分けを日常から意識することで、ネイティブ英語に近づくことができますよ。

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