「商品」を英語で!product・merchandise・goods・itemの違い

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「商品」は英語で何と言うのでしょうか。英語には「商品」を言い表す英単語が複数あります。特にビジネスシーンで多用する英単語なので、意味やニュアンスの違いについて知っておきたいですね。今回は様々なシーンで使われる「商品」の英語表現を、商品が店頭に並ぶまでの過程に沿って分かりやすく解説。「新商品」や「金融商品」などの英語フレーズについても紹介しているので、是非とも参考にして下さいね。

「商品」を表す英語と意味の違い

「商品」を言い表せる英単語は複数ありますが、それぞれ微妙にニュアンスが異なり、使われる場面も違います。対して、日本語の「商品」という表現は非常に便利な言葉で、様々なものを指して言うことができますね。例えば、「商品」は有形の物から無形のサービスまで幅広く使うことができます。英語はどうでしょうか?

工場で作られた商品は「product」

英語の場合、「商品」が作られてから店頭に並ぶまでの過程をたどって覚えていくと分かりやすいでしょう。商品は初め、メーカーなどの工場で製造されます。厳密には、工場で製造された段階のものは「商品」ではなく「製品」です。つまり、まだ売り買いされる商業用ではないということですね。この「製品」のことを、英語では「product」と言います。

TOEICなどの勉強をしている方にとっては、お馴染みの英単語ですね。モノを生産することを英語では「produce」と言います。「プロデュース」とカタカナで書くと、日本でも頻繁に使用されている言葉だと分かります。この「produce」の派生語が「product」。工場で製造された製品や、人のアイデアによって生み出された商品のことです。

販売段階にある商品は「merchandise」

商品を作り終えたら、お客さんの手に届くよう、小売店の商人に販売のお願いをします。大まかに言うと、街のスーパーやデパートなど、普段私たちが目にするお店を営む人ですね。この販売段階にある商品のことを、英語で「merchandise」と言います。商品の販売を検討する段階なので、企業間取引の際に使用されることも多いですね。また、もう一つの特徴として、「merchandise」は不可算名詞です。数えられない名詞なので、形のない企業のサービスを指して使うことが可能です。

商人のことを英語で「merchant」(マーチャント)と言います。商人が取り扱う商品なので、「merchandise」(マーチャンダイズ)です。小売業界のビジネス用語として、よく使われますよ。また、「merchandise」は動詞で「~販売促進する」の意味でも使用されます。

お店に並んだ商品は「goods」

私たちがよく目にする、一般に販売されている商品のことを英語で「goods」と言います。日本でも頻繁に使用される「グッズ」です。「goods」は常に複数名詞として表記されます。よって、お店に並ぶ形ある有形商品のことを指し、サービスなどの無形物は表現できません。

手に取った商品は「item」

お店の棚にずらっと並んだ商品のこと「goods」と表すなら、数あるジャンルの商品の中から一つを選んで手に取ったものは「item」です。「goods」が「商品」であれば、「item」は「品」です。売る側の視点で考えてみると、品目や品番など商品単体を指して言う時は「item」を使います。複数形にして「items」とも表現できますが、「goods」よりも更に商品の枠組みを限定して言う時に使われます。

「商品」の英語フレーズ・例文

「新商品」を表す英語表現

new product

新しく生み出された商品は「new product」です。お店の人がおすすめの商品を指さして「new item」と紹介することもあります。

「金融商品」を表す英語表現

financial product

金融を意味する「financial」を使用します。金融資産全体を指すときは「financial instrument」とも表現します。

「金融商品取引所」を表す英語表現

commodity exchange

主に取引される商品は「commodity」と表現されます。金融だけでなく、農産物の取引でも使われます。

まとめ

「商品」は「product」で表現

日常会話で「商品」という言葉を使用する機会は少ないでしょう。日本でも「商品」ではなく、食べ物や日用品など、特定のジャンルに絞り、名前が分かるものは固有名詞を使いますよね。「商品」という用語を使用するのは、主にビジネスの現場です。ビジネス用語として「〇〇商品」と表現する複合名詞のほとんどは「~product」の言い回しが一般的です。

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