この記事では、「セミ」に関する英語表現を解説しています。昆虫の「セミ」は英語でなんと表現すれば良いのでしょうか。また、「アブラゼミ」や「ミンミンゼミ」など、セミの種類を英語で表す方法も解説。「セミの抜け殻」などセミと関連した英語フレーズと併せてご紹介します。気になる方は覗いてみて下さいね。
目次
「セミ」は英語で?
「cicada」と言います
昆虫のセミは英語で「cicada」と書きます。アメリカやイギリスなどの英語圏、カナダ等の寒冷地にもセミは生息しています。北欧など一部の国や地域ではセミの存在を知らない方もいますが、大体の人に「cicada」と言えば、虫のセミだと分かります。また、昆虫のイナゴを表す「locust」という英単語を使ってセミを表現する場合もあります。こちらも覚えておくと良いでしょう。
「セミ」の英語発音・読み方
アメリカ英語では「シケーダ」
セミを英語で表現するときに注意したいポイントは、国によって「cicada」の発音が異なる点です。アメリカ英語ではカタカナで書くと「シケーダ」のように発音しますが、正確には「スィケーダ」。日本語の「シ」は「shi」の発音になってしまうため、よりネイティブに近い英語表現を目指している方は意識して発音してみると良いでしょう。
イギリス英語では「シカーダ」
イギリス英語の場合、「ca」の部分を「カ」と呼んで「シカーダ」、正確には「スィカーダ」と発音します。地域にもよりますが、アメリカと比較するとイギリスでセミを見る機会はより少ないと感じます。
「セミ」の種類を英語で表現
「アブラゼミ」の英語表現
「large brown cicada」と言います
「ジッジッジッ」と油を揚げているような音で鳴くのが特徴のアブラゼミ。英語では特徴的な鳴き声には触れずに、大きな茶色いセミであると見たままをそのまま表現しています。
「ミンミンゼミ」の英語表現
「robust cicada」と言います
名前の通り「ミーンミンミンミン」と鳴くミンミンゼミ。英語ではアブラゼミと同様に特徴的な鳴き声が由来ではなく、がっちりしたセミと見た目で表現します。「robust」は人に対しては「たくましい」、建物などには「頑丈な」の意味で使用する英単語です。
「クマゼミ」の英語表現
「black cicada」と言います
黒色かつ大型であることから動物の熊が由来のクマゼミ。英語も同じく黒いセミと表現します。
「ヒグラシ」の英語表現
「evening cicada」と言います
日暮れ時に鳴くヒグラシ。英語も同じく夕方のセミと表現します。
「ツクツクボウシ」の英語表現
「cicada」と言います
「オーツクツクツク」のような鳴き声のツクツクボウシ。学術名は「Meimuna opalifera」です。
「セミ」に関連した英語フレーズ・例文
セミの抜け殻
cicada shell
セミの抜け殻は「shell」(シェル)を使って表現します。「貝」のイメージが強い「shell」ですが、貝以外の甲殻類など硬い殻に覆われているものには全般的に使用します。
セミの脱皮
cicada molting
セミの「脱皮」を英語で表現する場合は「molting」を使います。動詞の「molt」には羽や毛が抜け変わる、のような意味があります。
セミが鳴く
Tha buzz of cicadas
セミが鳴いていることを英語で伝える場合、海外の人の感覚に合わせるのがポイントです。海外の人たちは日本人のように、セミの鳴き声を聞いて情緒を感じることはありません。夏の到来ではなく、単なる雑音に聞こえます。「buzz」は蜂のブンブンと鳴る羽音などを表す英語です。海外の人にとって、蜂の羽音もセミの鳴き声も、同じ騒音として捉えるわけです。「セミ時雨」は「the cicada buzz」と表現できますね。
セミがうるさい
The buzz of cicadas is noisy
「うるさい」は英語で「noisy」です。「loud」と表現しても良いでしょう。
まとめ
虫のセミは「cicada」で表現
いかがでしたでしょうか。日本人と海外の人ではセミの鳴き声を聞いたときの感じ方が異なります。日本人のようにセミの「声」とは表現しないため、「voice」ではなく「sound of the cicada」でセミが音を立てていると表現しましょう。