オタクを英語で!日本文化を英語で説明【スラングも】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
今や海外にも浸透した日本の文化、「オタク」。海外の友人と英語で、好きなアイドルや漫画について話せると嬉しいですよね。本記事では、そんな「オタク」に関する表現を解説していきます。様々な種類のオタクを表す単語や、オタク用語として使われるスラングなども、例文を交えてご紹介するので、日本のオタク文化について英語で説明したい方は参考にしてみて下さいね。その他、「weeb」についてのスラング表現については別の記事で詳しく解説しています。

オタクは英語で?

英語で「geek」

「geek」は本来、「変人」「ダサい人」などのネガティブな意味合いを持つ単語でした。しかし近年では「技術に詳しい人」と言う、ポジティブな意味で、オタク表す言葉として使われています。また、当初はパソコンオタクを主に指す言葉でしたが、今ではオタクのジャンルに限らず使うことができます。社交的で、好きな分野についてよく喋るのが「geek」と呼ばれる人の特徴と言えるでしょう。

発音は「ギィーク」

ギィの音は口を平たくして発音

「geek」を日本的にカタカナ表記にすると「ギーク」となります。しかし、この時発音される「ギ」は日本的な「gi」ではなく「ge」の音。カタカナの「ギ」に「e」の音を意識し、口を平くすると、ネイティブスピーカーに近い発音になります。発音にこだわって「ゲーク」と、「e」の音を強めてしまうと、相手にスムーズに伝わらなくなるので、加減には注意しましょう。

ギィにアクセントをつけてクは軽めに発音

「geek」のアクセントは、2文字目の「e」に付いています。単語の頭を強めに発音する感覚で良いのですが、「ギ」ではなく「ギィ」の音を意識して強めると、より相手に伝わりやすいしょう。また、「k」の音は、存在感がそこまで強くありません。「ック」と言う感じに、「ッ」の音を「k」の音の前に挟んで、軽めに発音するのが理想的です。

オタクを意味する英語表現の使い分け

内向的なオタクは「nerd」

「nerd」は本来「geek」と同様に、「パソコンオタク」や「プログラマー」を表す言葉です。そして近年では「専門的な人」を、ポジティブに意味する様な単語になりました。しかし「nerd」は社交的でお喋りな「geek」とは異なり、より利口なイメージで、人付き合いを苦手とする印象を含みます。パーティーなどの社交的な場を避け、個人で趣味に没頭する人を主に表すのが「nerd」と言えるでしょう。

良い意味でのオタクは「buff」

「buff」は少し上品な「愛好家」の印象が強く、「nerd」や「geek」よりも、褒め言葉に近い表現になります。先行するイメージは、他のオタクを表す英単語よりも、のめり込み過ぎていない、と言う点。もっと具体的に言うと、熱狂的なファンではあるけど、それにより人生を蔑ろにはしていない人、と言う印象です。また、まだそこまで仲良く無い人などに「詳しいですね」と伝えたい時には、このポジティブな表現が賛辞的に使えるのでおすすめですよ。

変わり者のオタクは「freak」

「freak」は本来「変わり者」と言う、ネガティブな意味合いを持ちます。その印象は近年にも引き継がれており、「freak」を使うと、相手にややネガティブな意味で熱狂的だ、と言う印象を与えます。自分の好きな分野に対する高い熱狂度を、相手へ伝える時には使える表現でしょう。しかし、誰かに対して安易に使うと、失礼な印象を与える事があるので、親しい間柄以外では「freak」を使う事はあまりお勧めしません。

専門的なオタクは「〜phile」

「〜phile」は好きな分野や物の語尾に付ける事で、「〜愛好家」と表現できる単語です。一般的には「映画愛好家」を「cinephile」と、表現する様な形で使われます。オタクと言うよりは、専門的なマニアや通のイメージが強いかもしれません。自分に使うことはもちろん、誰かに対して使っても違和感が無いので、覚えておくと便利な表現ですよ。また「〜phobe」を語尾に付ければ、反対の意味の「〜嫌い」や「〜恐怖症」を表現することも可能。どちらもメジャーな表現です。

オタク関連の英語フレーズ・例文

日本のオタクを説明する場合

He is a train spotter

彼は電車オタクです

「spotter」は、「見つける」を表す動詞「spot」の名詞表現です。「train spotter」は電車オタクの中でも、電車の写真を取ったり、眺めたりする事を楽しむ人々を表す単語です。日本語で言うところの「撮り鉄」に近い表現と言えるでしょう。電車オタクだけど撮り鉄では無い、と言う方は「train geek」や「train buff」と伝えれば、電車全般に関するオタクだと伝えることができますよ。

I’m a idol freak

私は熱狂的なアイドルオタクです

アイドルと一口で言っても沢山の種類がありますよね。そしてこのフレーズは、自分の好きなアイドルグループの話を始める導入文として、使うことができます。まずは相手に、自分がアイドル好きだと言う事を伝えてから、ジャンルやグループ名を言うと、会話がスムーズに進むのです。また、このフレーズでは「freak」を使う事で、熱狂的なファンである事を表現しています。この「freak」の部分を「geek」や「nerd」などに変更すれば、好きな度合いも自分に合わせて調節できますよ。

オタク用語を説明する場合

I stan this group

私はこのグループを推してる

日本のオタク用語として使われる「推し」や「推す」の表現は、「stan」を使うと海外の人にも伝えることができます。この「stan」は誰かを追い回す人、を意味する「stalker」 と、愛好者を表す「fan」 が合わさったスラング。語源に「stalker」があることから、熱狂的に推す、と言うニュアンスを含んでいます。イメージとしては「おっかけ」と似ていますね。

She always has an amazing response.

彼女はいつも神対応です

アイドルや俳優が、握手会などのファンサービスで見せる良い対応を、日本では「神対応」と表現しますよね。「神対応」を海外の人に説明する際は、「対応」を意味する単語「response」を使って表現すると良いでしょう。「response」の直前に「素晴らしい」を意味する「amazing」や「awesome」を付け、好きなアイドルや俳優の対応を細かく相手に伝えることができます。

まとめ

「オタク」の雰囲気や度合いで表現が異なる

「オタク」の中にも友好的、内向的、熱狂的、と沢山の種類の人がいますよね。細かく分かれたオタクの表現は、使いこなせる様になれば、詳しく自分の趣味を話したり、相手の趣味を聞いたりことに役立ちますよ。海外で誰かと趣味を共有すれば、相手との仲も深まります。少しずつ覚えて、自己紹介や日常会話の中で使ってみて下さいね。

あなたにおすすめ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*