第二言語である英語がとても発達しているフィリピンでは、多くの人が英語を話します。日本でもフィリピンへの語学留学やオンライン英会話で、フィリピン人の英語に触れた事がある人も多いかと思います。今回はそんなフィリピン人の英語能力や語学留学事情を、ご紹介したいと思います。
目次
フィリピン人の英語レベルはどのくらい?
少し独特でもネイティブスピーカーレベル
発音はRの音が強めだったり、少し独特のイントネーションや言い回しを使う方も多いですが、一般的に文法や単語の知識、リスニング能力はネイティブスピーカーレベルです。また、貧富の差がまだ激しい国なので、上流階級の人ほど高等な教育環境で英語を学び、流暢に話す傾向があります。
フィリピン人はなぜ英語が話せるのか?
フィリピンはアメリカの植民地だった
フィリピンは1898年から1946年までアメリカの植民地だったため、英語やアメリカの文化が残っています。また、アメリカはフィリピンに英語の講師を派遣し、英語の普及に努めたため英語を話す人が増えていったとも言われています。しかし、発音や使われている単語は、アメリカ以前にフィリピンを植民地としていたスペインの影響が色濃く残っています。
国語(タガログ語)以外全て英語で授業が進む
フィリピンでは幼稚園から高等学校まで、英語を使うプログラムが多く、幼い頃から母国語の様に英語に触れます。幼稚園以降に始まる授業は、母国語のクラス以外は全て英語で受講します。なので、日本と違って大抵のフィリピン人は日常会話程度なら英語に不自由しないのです。最近では、英語は話せるのに母国語が話せない、と言う子供まで増えて来ています。
フィリピン人の英語の発音や訛りは大丈夫?
一般の人は訛っている
一般階級で暮らす人々の英語は訛りが強く、少し聞き取り辛いかもしれません。また母国語のタガログ語と混ざった独特の英語、「タグリッシュ」を使う方もいます。こちらはほとんど現地語なので、理解するのは難しいです。しかし、病院の先生、役所に勤める人、空港に勤める人などは比較的訛りが少なく、アメリカンアクセントで話す方が多く見受けられます。
フィリピン人英語講師はネイティブに近い発音
フィリピン人英語講師は、アメリカンアクセントを使って話している方が多いです。日本人と違ってRやLの発音が上手なので、発音練習方法を細かく学ぶことができます。ネイティブスピーカーでは無い先生だからこそ、自分たちがどの様にアクセントや発音を習得したかを丁寧に教えてくれます。まれに、スパニッシュアクセントで話す方もいらっしゃいます。
フィリピンで英語を学ぶメリット
少ない費用で長期間英語に触れることができる
留学費用や現地でかかるお金も比較的安いので、年齢問わず、思い立った時に長期留学をすることができます。長期間英語に触れていると、自然とスピーキングとリスニング能力が上がり、短期留学より英語の感覚への理解が深まります。また、長く滞在することで、フィリピンの文化や思想を英語で学ぶ事もできるのです。
まとめ
英語を学ぶならフィリピン留学がおすすめ
費用を抑えて、ネイティブレベルの英語が学べるフィリピンへの語学留学は、初めての方にもおすすめです。日本からも比較的近く、都心以外は治安も良いので安心して過ごせます。気候は常夏で、海や自然が美しい地域が多く、レジャーも楽しむことができます。また、国民性も陽気で、親日の方が多いので楽しく異文化交流をすることもできます。もし初めての語学留学で、どこへ行こうか迷っているのなら、フィリピンへ行ってみてはいかがでしょうか?