フィリピン留学・セブ島留学のメリットとデメリット!【体験談や失敗談も】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事では実際に筆者が体験したフィリピン留学をもとに、フィリピン留学の全貌を解説します。どんな人にフィリピン留学は適しているのか、フィリピン留学のメリット・デメリットを、筆者が失敗から学んで得た知識を交えてお伝えします。更に、気になるフィリピン留学の費用やフィリピン人講師の英語力、ビザの申請方法まで解説していますよ。フィリピン留学に行こうか迷っている方や、初めての留学で不安を感じている方は、是非この記事を参考にしてみてくださいね。

目次

フィリピン留学に半年間行った結果

英語の発音が凄まじく向上した

ネイティブに発音を褒められるほどに

半年間のフィリピン留学から帰ってきて、日本で最初に効果を実感したのはオンライン英会話の最中でした。休止していたオンライン英会話を再開し、帰国後初めにスカイプでやり取りした先生のコメントに発音が素晴らしいと書かれていました。もちろん、今までに先生からそのようなコメントをもらったことは一度もありませんでした。オンライン英会話は基本的に先生が固定ではないので毎回別の先生が担当になりますが、どの先生にあたっても毎回発音だけは褒めて頂けました。

先生に詳しく聞いたところ、日本人が英語を喋るときには日本人独特の癖があるそうで、私にはその癖がなく、ネイティブに近い発音で英語が話せているとのことでした。実際に、半年間のフィリピン留学で発音矯正は嫌というほどやりました。その甲斐あってか、日本人が苦手なLとRの発音はもちろん、アメリカ英語特有の”スマイルA”や、THの発音なども身に付いていました。

当時、私は帰国してからも英語を忘れないようにと、日本人と外国人が一緒に生活するシェアハウスに住んでいました。生活環境から日常的に日本人の前でも英語を話す機会が多かったのですが、日本人が聞いても英語が様になっていたらしいです。その一番の大きな要因はリンキングでした。リンキングとはネイティブスピーカーのように英語を繋げて発音する方法のこと。例えば、「But I」はカタカナで表すと「バット・アイ」ですが、リンキングを使うと「バダイ」に聞こえます。こういった、ネイティブスピーカーに近い発音が、半年間のフィリピン留学で身に付きました。これが一番自分の中で大きな成果であったと考えます。

帰国してから英語学習の効率が上がった

意識の高い学生たちから勉強の仕方を学ぶことに

半年間同じ語学学校にいたので、留学生が入ったり出たりを繰り返しました。その中には、日本でも五本の指に入る大学から、長期の休みを利用して留学にきている学生たちもたくさんいました。学生時代、ろくに勉強をしてこなかった私にとって、彼らから学ぶことは数多くありました。そして、ただ闇雲に勉強するのではなく、きちんと英語が身に付く勉強の仕方を半年間の留学中に教えてもらったと感じています。

フィリピン留学の基本情報

フィリピン人の英語力

フィリピンでは英語は第二言語

さて、英語を学ぶ上で周りの環境はとても重要ですよね。アメリカやイギリスに行くならともかく、英語を母国語としない国で英語を勉強するなら、現地の人の英語力は重要。特に長期間滞在する予定の方は、生の英語を少しでも聞き慣れてヒアリングを鍛えたいところ。街中で人に話しかけてスピーキングを鍛えたいと考えている方も、現地の人が英語が喋れなければ本末転倒です。

大半の人が英語を喋ることが可能

フィリピン人の英語力ですが、ほとんどの人が英語を喋ることができます。その背景には、フィリピンの人は小学校から大学まで英語で教育を受けていることが挙げられます。フィリピンの母国語に代表される言語として「タガログ語」がありますが、タガログ語は日本でいう「国語」の授業で習うのが一般的。通常、授業の中で使用される言語は第二言語の「英語」です。

フィリピンの治安

語学学校のある地域は安全

フィリピンの治安は基本的に良いです。地域にもよりますが、基本的に留学の目的で行く語学学校がある場所は安全です。無論、日本と比べてしまうと治安は悪い傾向にありますが、治安の悪い場所にわざわざ語学学校は建てないので安全と言えます。実際に私は半年間フィリピンに滞在していましたが、事故や事件に巻き込まれるといったことは一度もありませんでした。

フィリピンの気候

年中暖かく過ごしやすい

フィリピンは本島を囲む離島を含み、一年を通じて温暖な気候に恵まれています。リゾート大国でもあるので、日本が冬の時期に旅行やバカンス目的で行くのが人気ですね。さて、留学する勉強目的で行くには適した気候なのでしょうか。

おすすめの留学時期は?

涼しい環境で勉強するなら雨季

フィリピンは年中暖かい温暖な気候ですが、季節では大きく「乾季」と「雨季」の二つに分けられます。天気の良い日が続く乾季が12~5月、雨の日が多い雨季が6~11月です。よって、少しでも涼しい環境で勉強がしたいという方は雨季のシーズンに行くのがおすすめ。ただし、語学学校の校内ではエアコンがしっかり効いているところがほとんどなので、暑さについてはあまり気になりません。反対に、セブ島などのリゾート地へ留学中に足を運んでみたいと考えている方は、雨季は避けた方が良いかもしれません。

静かな環境で勉強するなら閑散期

また、留学先の語学学校の特色として、繁忙期と閑散期があります。繫忙期にあたるのが、大学生の夏休み(7月~9月)や春休み(1月~3月)の期間です。更に、この時期は航空券の料金も高くなるので、できれば避けたいところですね。特に社会人の方でフィリピン留学を考えている場合は、静かに勉強できる環境の確保を優先し、閑散期に行くことをおすすめします。反対に、繫忙期に行くメリットとしては、同じ勉強をしている仲間が増えるので、悩みを共有してお互いの課題解決に繋がる場面が多々あります。

フィリピンでの食事

学校側が1日3食付きで提供するのが一般的

フィリピン料理はアジアの近隣諸国に比べ、癖のある香辛料などがあまり使われていないため、日本人の口にも合う食べ物が多いです。また、ほとんどの学校が1日3食付きで食事を提供しています。食事のメニューは学校によって異なりますが、基本的に日本人が運営する学校であれば日本人の口に合わせた料理が提供されます。対して、韓国人経営の学校では韓国の人に合った献立になるのが一般的です。現地の人が買う露店に並んだ食べ物を購入する必要はありません。衛生面が少し気になるため、外食するときはモール内にあるレストランに行くようにしましょう。

フィリピンまでの所要時間

飛行機で約4時間半

フィリピンの主要都市マニラまでは直行便で約4時間半で到着します。アメリカやカナダなどの北米や、イギリスなどの欧州圏は片道10時間以上のフライトになるケースが多いです。乗り物酔いなど長時間のフライトが苦手な方にもフィリピン留学はおすすめです。

航空券の価格は往復5万ほど

ハイシーズンなど時期によって変動しますが、ジェットスターやバニラエア、セブパシフィックなどのLCC(格安航空会社)を利用すると、エアチケット代は往復5万弱で済みます。北米やヨーロッパの国々の渡航費と比べると3倍近く違うので、留学費用を安く抑えたい方にフィリピン留学はおすすめです。各航空会社が不定期で行う格安セールを活用すると、片道~千円という破格でアクセス可能な場合もあるようなので、タイミングを狙って行くのも手段の一つですよ。

フィリピン留学でのビザ申請方法

留学期間が30日以内であれば申請不要

ビザ(VISA)とは渡航先の国が発行する入国許可証のようなもの。外国人はビザを申請し、渡航先の国から発行された入国許可の証を持つことで、一定の期間滞在が可能になります。普段、観光などで海外に行く際にビザの申請を行わないのは、「観光ビザ」と呼ばれる簡易的な手続きで入国可能なビザを取得しているからです。フィリピンの観光ビザ取得に必要な条件は下記2点になります。
・往復の航空券を保持している
・パスポートの残存有効期間が半年(6ヶ月)以上ある

長期滞在でも学校側がビザの申請を代行

「観光ビザ」の発給は空港での入国手続きの際に行われるため、特別フィリピンの大使館などに出向いて申請を行う必要はありません。しかし、31日間以上の留学でフィリピンに滞在を希望する場合、手続きを要するビザの申請が必要になります。ですが、ビザの申請が必要になる一ヶ月以上の留学プランの場合、ほとんどの語学学校が申請の手続きを学校側で行ってくれます。私のような半年プランでフィリピンに留学した場合は、「観光ビザの延長」という形で語学学校の職員の方が代行して手続きしてくれるので特に心配する必要はないでしょう。

フィリピン留学の費用

フィリピン留学に掛かる費用は、他国への語学留学と比較すると格安です。ベースとなる留学費用は、滞在期間の長さに加え、学校側が提示しているプランや環境、何人部屋にするかで料金が異なります。下記は、どのくらい留学するのか「期間」を基準にした、フィリピン留学に掛かる授業料の目安です。

1週間の場合

約50,000円

語学留学がどんなものか経験してみたい方に適したお試し期間です。日本から離れて外国の文化に触れる貴重な経験が格安で積めるため、英語や海外へ目を向けるきっかけ作りとして小学生や中学生、高校生の方にもおすすめです。

1ヶ月の場合

約150,000円

フィリピン留学では特に人気のある期間です。人によっては共同生活や食事、生活スタイルが自分に合わなかった場合でも、リタイアせずに我慢できる最低ラインがこの期間ではないかと思います。

2ヶ月の場合

約300,000円

現地の気候や生活水準に慣れてくる期間の目安が早い方で二週間、遅い方でおおよそ一ヶ月です。留学期間が二ヶ月あると、現地での生活に馴染めず思うような結果が出なかった、というようなリスクを減らすことが可能。日本に居たときの本調子を取り戻して、勉強の効率が上がってくるのが二ヵ月目です。

3ヶ月の場合

約500,000円

短期集中して結果を残したい方におすすめの期間です。厳しい学校では箱詰めになって毎日勉強します。どんなに集中力が持続する方でも、三ヶ月を過ぎると一度は羽を休めに観光地へ赴く傾向にあります。よって、周りの誘惑に負けずにノンストップで勉強するなら三ヶ月が目安です。

6ヶ月(半年)の場合

約1,000,000円

英語を身に付けたい方におすすめの期間です。半年英語を使用する環境にいると、自分自身が口癖のように使っている英語フレーズを自覚するようになります。その身に付いた英語表現は、日本に帰っても忘れにくいです。

1年の場合

約2,000,000円

現地の企業に就職することを考えている方や、シンガポールなど英語を活かせるアジア圏へ海外就職を検討している方におすすめの期間です。1年の十分な期間があると、基礎的な文法や発音の他、英語での履歴書の書き方などビジネス方面へと勉強の幅を広げることが可能です。

基本料金(授業料)以外の費用

学校側が提示している基本料金の中に含まれているのは、主に「授業料」「食費」「宿泊費」の3つです。基本料金に含まれない、諸々掛かってくる費用は一般的に下記のようなものが挙げられます。
・航空券代
・教材費
・ビザ更新費
・登録費(就学許可証や外国人登録証)
・水道光熱費(現地納入)
・雑費(お菓子や飲み物)

フィリピン留学のメリット

個別に授業を受けることが可能

グループレッスンに苦手意識を持っている方に最適

フィリピン留学では先生と生徒が一対一で授業を行うマンツーマンレッスンが主流です。対して欧米などの英語が母国語の地域ではグループレッスンが一般的。周りのペースについていけるか心配な方も多いと思います。その点、フィリピン留学は個別に指導を受けられるため、一人ひとりの英語力に合わせて授業が進んでいきます。自分のペースで授業を受けられるので、留学が初めての方や英語初心者の方は特にフィリピン留学がおすすめです。

留学費用を安く抑えることが可能

日本と比べて物価が安い

フィリピンは世界的にみれば、まだまだ発展途上国。アメリカやイギリスなど先進国への留学に比べ、フィリピンは物価が安いこともあり、留学費用を安く抑えることができますよ。例えば、私が留学していた学校の近くのスーパーでは、瓶のコーラが10ペソ(約20円)で売られていました。また、小腹が空いたときに食べていたカップラーメンは30ペソ(約60円)です。

他国と比較しても格安で留学に行ける

学校側がホームページなどに掲載している留学費用に目が行きがちですが、長期での留学になればなるほど、現地で購入する飲み物やスナック、観光地などに出向いた際の娯楽費用が大きく響いてきます。学校にもよりますが、一ヶ月の留学期間であっても、フィリピン留学が20万弱で収まるのに対し、アメリカ留学は100万弱と掛かる費用が一桁違ってきます。

短時間で行けるので疲労が蓄積しない

時差はたったの1時間

このメリットは留学する人が見落としがちなポイントです。長期での留学であればまだ良いのですが、一ヶ月以内の短期留学を考えている人にとってはとても重要。留学初日から英語の勉強に集中して取り組める環境づくりは、留学を成功させるためのカギになります。しかし、日本から遠かったり時間が大きく違うと時差ボケなどで生活リズムが乱され、集中力の低下に繋がります。人によっては現地時間に慣れるまでに数週間かかる人もいるので、貴重な留学期間を無駄にしないためにも重視したい点です。

留学に必要な手続きが少なく簡単

余計な心配をしなくて済むので英語に集中できる

フィリピン留学の場合、30日以内であればビザの申請は不要です。また31日以上の留学であっても、フィリピン留学の場合は殆どの学校が代行してビザの申請を行ってくれます。私の場合は学校側が提供するコースの中でも最長である半年間の留学プランを選んだため、一度だけモール内にあるイミグレーション局へ現地の職員の方と一緒に更新手続きを行いました。半年の留学期間中、ビザ関係で何かをしたのはその一回だけです。

講師一人ひとりのレベルが高い

学校側で厳しい採用基準を設けているところも

フィリピンの語学学校で働く先生たちは、大学で英語の教え方を学んできた人が大半を占めます。更に学校によっては厳しい採用基準を設け、その条件を満たしたフィリピン人講師しか雇わないというような体制をとっています。一例として、私の行った語学学校では、TOEICのLR試験900点以上を講師の採用基準に取り入れていました。TOEICの点数を上げるために留学している人が多かったので、TOEICの試験に特化した勉強法を取り入れるのであれば、実際に先生が自分で試験を受けていないと人には教えられないですよね。

フィリピン人講師は基本的に真面目な人が多い

先生といっても私たちと同じ人間です。中には教え方がいい加減な先生も一部の学校にはいるのが実情です。しかし、フィリピン人講師で構成された語学学校ではいわゆる”当たり”な先生が多いです。これは実際に私が行った語学学校で、インターンをしている学生から聞いた話ですが、与えられた仕事を黙々と熟すのがフィリピンの人の特徴だそうです。私が実際に半年間授業を受けた中で、自分の質問に対し嫌な顔をして答えた先生は一人もいませんでした。細かい質問にも親身になって受け答えしてくれるので、生真面目な日本人の気質にフィリピン人講師は合っていると感じます。

フィリピン留学のデメリット

治安の悪いエリアが存在する

ストリートチルドレンに注意

治安の悪さは、人によって気になるポイントが異なると思います。留学前に私が心配していた治安の悪さというのは、事件や事故が頻繫に起きていたり、暴動に巻き込まれたりすることをイメージしていました。しかし、半年間の長い留学期間の中で、怖い思いをした経験は一度もありませんでした。一点、路上で生活している人は街中でもたくさん見掛け、ストリートチルドレンに声を掛けられることがあるので注意して下さい。複雑な感情になりますが、お金や食べ物は渡さないようにしましょう。

タクシードライバーに注意

日本と比較して治安の悪さが感じられる部分を強いて挙げるなら、タクシーですね。日本人などの観光客が現地のタクシーに乗る場合、ぼったくり被害に遭うことを警戒しなければなりません。前提として、フィリピンのタクシーには料金メーターの付いているタクシーと付いていないタクシーが存在します。タクシーに乗る際はきちんと料金メーターの有無を確認してから乗車すると安心です。更に、目的地が遠い場合は、メーター表示の料金に50ペソほど上乗せするのが当たり前です。料金交渉が苦手な方は一人でタクシーに乗るのは避け、乗車前にきちんと料金を確認しておくことが大切です。タクシードライバーの提示してきた額を落ち着いて聞き取るようにし、納得できないのであれば降りて別のタクシーを拾いましょう。

日本に比べてインフラ環境が整っていない

インターネットが遅い

辞書ではなくネットで調べ物をしながら勉強するスタイルの私にとっては、このデメリットが一番ネックに感じました。日本よりは確実にネットの通信速度が遅いです。遅いと感じるかは個人差がありますが、決して早くはありません。また、学校の立地によってもネットのスピードが異なり、同じ学校でも校舎によってネットの繋がりやすさが違います。勉強するのにネット環境を重視している方は、事前に学校に問い合わせたりネット上の口コミを参考にすると良いでしょう。不安な方はポケットWi-Fiをレンタルするのもおすすめ。

シャワーの水圧が弱い

人にもよりますが、我慢できないほどではありません。しかし、水圧は強めが好き、という方には日本と比べて弱く感じるでしょう。観光地の高級ホテル以外、基本的にフィリピンのシャワーの横には給湯器が設置されており、給湯器のレバーを回して温度調節します。また、日によっては一定時間待たないと温水にならない場合や、水の出が悪い日もあります。雨が降らない暑い日が続くと水不足で水量が減るためです。余談ですが、シャワーとトイレは別ではありません。

トイレが詰まる時がある

このトラブルも半年間の留学期間中、数回起こりましたね。学校の設備にもよりますが、私が留学生活を送っていた部屋は建物の4階にありました。トイレの水は下から汲み上げる仕組みらしく、上の階ほど水量や流す力が弱まり詰まりやすいそうです。詰まった場合は、常時トイレの横に設置されたバケツに溜めてある水を便器の中に思いっ切り流し込んで水洗します。ルームメイトがいる場合は冷や冷やして神経を使います。

トイレットペーパーは流せない

初めて海外へ行く方は日本とのギャップに驚くことも多いようですが、トイレットペーパーはもちろん流せません。流したら詰まります。トイレ横に専用のゴミ箱が置いてあるので、その中に使用済みのトイレットペーパーを捨てます。また、観光地などのホテルは除き、大半の学校ではトイレに紙は設置せず、各自が持参する方式をとっています。校内を移動するときに参考書とトイレットペーパーはいつも持ち歩いていましたね。ウォシュレットの代わりに噴射式のシャワーホースが稀にありますが、あまり衛生的には見えないので、トイレットペーパーは常備しておくことをおすすめします。

害獣や害虫に遭遇する場合がある

天井裏にいるネズミ

ネズミが出没するのは主に天井裏です。直接見掛けることはありませんが、部屋によっては夜中寝ているときに、天井から物音が聞こえることがあります。神経質な方であれば気になって眠れいない場合もあると思いますので、速やかに部屋を変えて欲しい旨を現地スタッフに伝えましょう。私が滞在していた半年間で、ネズミに噛まれた生徒の情報は入ってきませんでしたが、ネズミがいるということは念頭に置いておいた方が良いでしょう。

食堂に出やすいゴキブリ

日本と同じようにゴキブリも出ます。留学期間中、自分の部屋や教室でゴキブリを見たことは一度もありませんでした。ゴキブリが出たのは、主に食堂が多い印象です。食堂でも食事が提供されない時間は勉強スペースとして使用が許可されるため、そういった環境だと気が散って集中できない方にはフィリピン留学はおすすめできません。学校側の対策として、多くは月に1回の頻度で害虫駆除剤を校内に撒きます。具体的には、業者の方を呼んで、1日かけて作業するイメージです。その間、生徒たちは全員外出し、その日の授業はお休みになります。

ネイティブ英語を学ぶことができない

アジア圏での英語留学を視野に入れている方は、このネイティブ英語を学びたい欲求と、留学費用を抑えなければならない現状とで葛藤し、フィリピン留学を躊躇している場合が多いと思います。フィリピンで教えてもらうフィリピン人講師は、英語に関しては準ネイティブの位置付けであることは間違いありません。私もフィリピン留学へ行くまでは、このポイントのみ不満を抱いていました。どうしても生のネイティブ英語でなければ納得できない方は、アメリカやイギリス留学をおすすめします。

フィリピン留学はこんな人におすすめ

自分のペースで英語学習がしたい初心者の人

日本人でグループレッスンに抵抗がある人は多いです。私もその一人でした。無理やり厳しい環境に身を置いて語学学習する必要はありません。言語を学ぶ上で一番大切なことは、継続することです。辛い環境で勉強した結果、英語を嫌いになってしまっては元も子もないですよね。フィリピン留学では先生と生徒のマンツーマンレッスンが主流。分からないことがあれば好きなタイミングで質問ができ、初心者だからといって恥ずかしい思いをすることもありません。英語を習いたての初心者の方や、周りに気を遣わず自分のペースで勉強したい方にフィリピン留学は適しています。

留学に掛かる費用を安く抑えたい人

留学費用はたった数ヶ月でも何百万と掛かる国が多いです。それに比べ、フィリピンは一人暮らしの一ヶ月の生活費ほどで満足のいく英語留学が実現可能です。最初の元手は必要ですが、食事を無料で提供している学校であれば、長期的にみると日本で生活しているよりも出費を抑えられた結果になるケースもザラにあります。留学費用の安さでは、よくフィジー留学と比較されがちです。両国とも一般的な語学留学に比べて費用を安く抑えることが可能ですが、物価やエアチケット代など諸々の出費を含むと、最終的にはフィリピン留学の方が安く済みます。

日本と同じ住環境水準を求めない人

お風呂やトイレなどのインフラ環境や害虫問題など、女性は特に気にする点が多いと思いますので注意が必要です。ただ、私が行った語学学校の男女比はおおよそ半々でした。また、基本的には清掃スタッフが在中している学校の中での生活が主になるため、そこまで汚い印象は残っていません。アジアの途上国地域を観光したことのある方は、その地域よりも取り巻く環境や生活水準は上と考えて良いと思います。

社会人など英語学習に時間を割けない人

フィリピン留学の英語学習における最大のメリットは、少ない費用で長期間英語を使用する環境づくりが可能な点です。特に英語初心者の方に関しては、英語を学ぶための下地がない状態なので、周りの学生たちに比べて伸びが遅いです。フィリピン留学で英語と向き合う時間を増やすことで、英語学習の内容がすんなり頭に入ってくるようになります。下地が出来てしまえば上達が早いので、日本に帰っても少ない時間で効果的な勉強法を確立できます。

まとめ

本気で英語を学ぶならフィリピン留学がおすすめ

今回はフィリピン留学を検討されている方へ、筆者が実際に体験した留学経験をもとに、フィリピン留学のデメリットを中心にご紹介しました。どこへ留学するにしても、あらゆるリスクを事前に知っておくことは、集中して英語を学ぶ環境をつくる上でとても重要です。インフラ環境や害虫問題など、アジア途上国特有のデメリットは多数あります。しかし、フィリピン留学のメリットであるマンツーマンレッスンと費用が安く抑えられることを考えれば、諸々の短所がかすんで見えます。身近で比較的簡単に行けるフィリピン留学で、個別に対応してくれる先生と英語でやり取りするところから始めてみませんか。

あなたにおすすめ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントを残す

*