「対策を練る」や「対策を立てる」、「対策を講じる」など様々な言い回しが日本語にはありますが、英語で「対策」は何と言うのでしょうか。日本語には複数の言い回しが存在していても、英語であればワンフレーズで解決できます。今回は「対策」を表す英語表現について、例文を交えてご紹介します。また、英語の「試験対策」など、前もって準備することが前提の対策については別の記事で解説していますよ。
目次
「対策」は英語で?
「measures」と言います
対策は英語で「measures」と言います。動詞は「measure」(メジャー)です。日本語でもメジャーを使って長さを測りますよね。動詞では「測定する」や「寸法を取る」という意味があり、複数形の名詞では測定の意味が派生して「対策」というニュアンスでも使われます。
「対策を講じる」は「take measures」
日本語の「対策を講じる」のような表現は「take measures」に置き換えることができます。「対策を練る」という言い回しも「take measures」で通じます。覚えておくと便利な言い回しですね。
「steps」でも表現できる
「steps」の英単語でも「対策」を表現することができます。「step」は「ステップを踏む」など、日本語の言い回しでも使われますが、複数形で「対策」という意味にもなります。段階を踏んで対策を立てるイメージでしょうか。
「対策を講じる」は「take steps」
「take steps」で「対策を立てる」のようなニュアンスの表現ができます。どのような対策を立てるかは「take steps to do」で表現します。この形は「take measures」も同様です。
「対策」を表す他の言い回し
「countermeasures」との違い
「countermeasures」は対抗策や防衛策
「measure」と似たような英単語に「countermeasures」があります。同じ「対策」という意味で使えますが、相手の行動や策略に対して使われることが多いです。「防ぐ」のようなニュアンスで覚えておくと良いでしょう。
「measure」は物事を成し遂げるための手段
「measure」は決めたことに対して、達成するための「対策」として用いられることが多いです。「countermeasures」同様、日常会話で使うことはあまりありませんが、ニュースなどで政府が打ち出した「対策」に使用されることが多い印象です。「手段」のようなニュアンスで覚えておくと良いでしょう。
「対策」関連の英語フレーズ・例文
「地震対策」の英語表現
measures against earthquakes
海外では日本のように頻繁に地震は起こりませんが、地震対策は「measures against earthquakes」と表現できます。前置詞の「against」を使えば、何への対策か名詞を付け加えるだけで文が完成しますよ。「earthquake」の意味は「地震」です。
「セキュリティー対策」の英語表現
security measures
セキュリティー対策や安全対策は「security measures」と言うことができます。ウイルス対策ソフトのことを英語で表現する場合は、「antivirus software」の方が自然です。また、病原菌などのウイルス対策を英語で表現するときには「prevention」を使います。