海外の方が日本語に興味をもってくれることは、私たち日本人にとってとても嬉しいことですよね。私の周りにも日本語の多彩な表現の仕方に魅力を感じて勉強を始めた方がたくさんいます。ですが、人によって日本語を学び始めた理由は様々。日本語はもちろん日本の文化に興味を持ったきっかけ、知りたくはありませんか?ぜひ英語で聞いてみましょう。言語交換(ランゲージ・エクスチェンジ)をしている方にもおすすめのフレーズです。
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「日本語を勉強しようと思ったきっかけは?」を英語にすると…
「What made you study Japanese?」と言います
何があなたを日本語の勉強をするようにさせたの?のようなニュアンスになります。文法の話になりますが、このフレーズ内で使われる「made」(makeの過去形・過去分詞)は使役動詞です。細かい説明は省きますが、使役を表すときは「使役動詞+目的語(人)+原形不定詞」の形をとります。
このフレーズに違和感を覚えた方は、疑問詞(What)を主語にする文に慣れていない方です。通常、疑問詞を使った疑問文は普通の疑問文を繋げて「What do you want?」のような形で作ると思います。しかし、今回のように疑問詞そのものが主語になるケースもたくさん存在します。また、疑問詞が主語になった場合は三人称単数扱いとなり、続く動詞が現在形のときには「What makes you happy?」のように表現します。
「Study」と「Learn」の違い
勉強している過程か、既に知識が身に付いた状態か
両者は「勉強する」と「学ぶ」で訳すことが多いと思います。日本語にすると指して言葉の意味に違いはありませんが、英語の場合ですとニュアンスが異なります。単に「Study」は子供がする学校の勉強、「Learn」は大学生や大人が知識を蓄えること、でもなさそうです。
着目するポイントは相手が勉強している最中なのか、既に知識が身に付いているかどうか。ですので必然的に学問を学ぶ過程にいる若い人たちには「Study」を使い、いくぶん知識を蓄えた大人には「Learn」を使用するケースが多くなります。ある程度、日本語が喋れる人には「What made you decide to learn English?」(なんで日本語を学ぶことに決めたの?)と聞いてみても良いですね。
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