初対面の人との会話では、聞いてみたいことや知りたいことがたくさんありますよね。趣味などのプライベートだけでなく、相手がどんな仕事をしているのかも気になるところ。さて、相手の職業を英語で聞くときは何と言えば良いのでしょうか。
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「お仕事は何ですか」を英語で表現すると?
英語で「what do you do?」
正式には「What do you do for living?」と言います。直訳すると「あなたは何をしますか?」になりますが、会話の中では省略される「for living」を付け足すことによって「あなたは何をして生計を立てているか」という意味の質問をしていることが分かります。日常会話で相手の職業を聞くときはこの表現が最も自然ですね。動詞の「live(住む)」で覚えている方が多いと思いますが、名詞で使われる「living」には生活や暮らし、生計といった意味があります。
「What are you doing?」と進行形で聞きたくなる方もいると思いますが、進行形が今現在起きている出来事や近い未来を指すのに対し、現在形は普段から日常的に行っている習慣を表現することができます。仕事はいつもの習慣なので「What do you do?」と聞けますね。ただし、唐突に「What do you do?」と聞いても伝わらないことがほとんどなので、きちんと会話の文脈に沿って使うことが重要です。
「What is your job?」は失礼
直訳すると「あなたの仕事はなんですか?」になりますが、とても直接的な表現で聞かれた相手はビクッとしてしまうかもしれません。警察官に職務質問されているようなイメージですね。また、「job」には使命のようなニュアンスが含まれ、「お前の仕事は何だ」と問いただすような使命感を植え付ける言葉にも聞こえます。間違えやすいので注意しましょう。
「お仕事は何ですか」のフォーマルな英語表現
入国審査などで聞かれる「What is your occupation?」
「occupation」は職業という意味です。「occupation」の文字は、海外へ行くときに必要な入国カードの職業欄などでよく見かけますね。また、入国審査などでも聞かれるとてもフォーマルな表現です。
相手の仕事を尊重する「What is your profession?」
「profession」の意味も職業です。「occupation」との違いは、「profession」の方が頭脳や高度な技術を必要とする職業であるということ。弁護士など特別な教育を受けた人がなる職業を主に指します。相手の職業を尊重する質問の仕方なので、聞かれた側は悪い気はしませんね。
まとめ
「お仕事は何ですか」は「what do you do?」
相手の職業を聞く時は「what do you do?」です。「What is your job?」と質問してしまわないよう注意しましょうね。